RGBの八重洲時代に、美容院でセットしてからディスコに行くという常連の女性……メアドも知らないし、世間話する程度なのに、何故か私は憎まれたようだ。

DJ2名が交代で厨房に入るイベント日だった。グラスビールで乾杯後、バーボン1杯目からの記憶がなく、早朝、私はRGBの外で寝ていた。

お酒は1軒2杯だけで、嘔吐した汚れはなく、財布の現金を盗まれていて……帰宅直前に不審に思い、管轄の警察署に引き返した。

普段は生ビール3杯以上飲んでも酔わないし、日本酒もワインも平気で飲めるし、よくアイクラブの常連客とアフターでハシゴ酒してたが、昼まで飲んでも足りない感じなのに、おかしい。

署の担当者は、睡眠導入剤混入のアルコールを飲まされた可能性が高いと、言った。

RGBではバーボンを銘柄指定できるので、私は必ずロックで飲むのだか、DJはマドラをーグルグル回し「濃いですよ」と、水割りのように差し出したのを、思い出した。

睡眠導入剤は市販もあり、容易に手に入れることができ、飲み物などに混ぜると無味無臭なうえ、体内からもすぐに消えてしまい証拠が残らないため、犯罪に使用されているという。

その後、常連の女性はアイクラブで「なんでココに居るの?」と言ったり、ネオマスのランジェリーナイト後、私の存在に気付いたら、即店を出ていった。

この件は災難だったと解釈してるけど、踊り場は密じゃなきゃ楽しくないし、コロナ感染するよりずっとマシ。