イタリア北部ピアチェンツァの税関当局は6日、中国製の玩具の人形の塗料に毒性の
高い物質が使われていたとして、約4000体を押収したと発表した。ANSA通信な
どが伝えた。輸入元の玩具メーカーは人形のデータを消費者に公開、回収を急ぐとして
いる。既に市場に出回った人形にも有毒な塗料が使われている可能性があるためとみら
れる。

 人形はイタリアで人気のアニメキャラクターで、妖精の女の子をかたどったものなど。
税関当局が抜き打ち検査で一部を調べたところ、有毒塗料の人形が見つかった。当局
は中国の製造元などは公表していない。
 イタリアに輸入された中国製品をめぐっては、ステンレス鋼材に人体に有害な放射性
物質が含まれていたとして、当局が鋼材約30トンを押収、捜査を開始したばかり。

■ソース(スポーツニッポン・共同電)
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080307006.html