歴史文化博物館ひな人形展ttp://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005897991.html
さまざまな時代の優美な趣向を凝らしたひな人形を集めた展示会が西予市で開かれています。
この展示会は、ひな人形の変遷を楽しんでもらおうと愛媛県歴史文化博物館が開きました。
江戸時代から昭和にかけて作られたひな人形など、約80点が飾られています。
江戸時代後期に大阪で作られ、八幡浜市に伝わった「御殿飾り」は、関西方面で流行した造りです。
御所を模した御殿を中心に人形が飾られ、華やかな貴族文化へのあこがれを表現しています。
御殿の奥に「おびな」と「めびな」が飾られ、この部分には屋根がなく、光が差し込む仕組みです。
明治41年に京都で作られた「明治天皇・皇后の変わり雛」は、明治天皇が軍服の正装、
皇后が長い引きすそのドレスを身に付け、明治という新しい時代の幕開けを伝えています。
松山市から訪れた男性は、「いろいろな時代のひな人形が飾ってあり、楽しいです」と話していました。
この展示会は、西予市にある愛媛県歴史文化博物館で4月7日まで開かれています。