オーストラリアの「DST」、「DefendTex」両社は3Dプリントの材料として爆薬を用いる足し算的テクノロジーを共同開発している。
「Defense Aerospace」によると、プロジェクトは2年以内に完成する計画だ。
爆薬は物理的状態で次の8つに大別できる。ガス状、液体状、ゲル状、懸濁液状、乳液状、固体状、プラスチック状、ゴム状だ
。軍事目的には通常、最後の3つを用いる。爆薬は工場で作られ、箱詰めされる。
オーストラリアのクリストファー・パイン国防産業大臣によると、3Dプリントはミサイル用の固体ロケットの組立を含む爆発物の製造を容易にする。
この技術はより高性能の爆薬の製造を可能にする可能性もある。さらなる詳細はまだ明らかではない。
昨年3月、米軍装備科学研究所は3Dプリンターで印刷した手榴弾を同様に印刷した擲弾筒から発射する実験を行った。
実験の目的は、3Dプリント技術の発展が、信頼のおける兵器設計や製造に使用できるような段階にたどり着いたことを示すことにあった。

https://jp.sputniknews.com/science/201803044635873/