演劇板総合劇評・感想スレ
加藤健一事務所 vol.117
「二人の主人を一度に持つと」
作＝カルロ・ゴルドーニ、訳＝田之倉稔
演出＝鵜山仁
＠本多劇場5月15日(水)
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ロビーには加藤健一の春の叙勲の知らせ
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5月10日に奥さんと皇居に行ったのかな？
この芝居はその昔、1979年に来日して
大好評だったミラノ・ピッコロ座の記憶が
名優ソレーリが日本語も交え観客に受ける
この芝居は全体スピードとキレが悪い
ような気がする、当時のソレーリは49歳
この加藤健一は74歳、では宜なるかな
加藤忍が男装で美味しい役、声が心地良い
最後は他の女優達と同じ胸の大きく開いた
ドレス姿を期待してたら、無くて残念
あとは5月25日(土)兵庫県で 劇団民藝公演
「オットーと呼ばれる日本人」
作＝木下順二、演出＝丹野郁弓
＠紀伊國屋サザンシアター 5月23日(木)
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三幕、3時間40分、75(10)70(10)55
有名な木下順二作品を観れたが、長い！
ゾルゲと尾崎秀実の行なった事を丁寧に
役者の皆さんが明晰な発声なのが印象的
作家の立ち位置が今ひとつハッキリしな
かったが、パンフの加藤哲郎氏の解説
＞60年安保の時点で、尾崎をもう一度
＞復興しようと試みた。
＞時代の身を任す受動的個人ではなく
＞実存を賭けた主体的選択の重要性です。
で、作家のある種の望む姿を投影している
と分かった、そして妻子に迷惑がかかる
のが唯一懸念する事だったと
「愛情はふる星のごとく」を図書館で借りて
これから読みますわ デカローグの次のプログラムだったか、大きいクマのぬいぐるみがチラシの絵に描かれてるけど
シンコ熊が登場するんだろうか 熱海五郎一座の今回の演目は、現職の女性都知事が金に汚く不正な手段で再選しようというストーリーだったんだが
都知事選も近いのにこんな内容で大丈夫なんだろうか 東京喜劇 熱海五郎一座
新橋演舞場シリーズ第10回記念公演
「スマイル フォーエバー」
〜ちょいワル淑女と愛の魔法〜
作:吉高寿男、出演・構成・演出:三宅裕司
＠新橋演舞場 6月5日(水) 13:30〜満席
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毎年6月は演舞場で、このユルーイ喜劇を
観るのが楽しみ、今年はシリーズ20周年
演舞場10周年、ゆっくり歩くのが精一杯
の伊東四郎を主役のハナー・ホッターに
据えて、台詞が詰まると共演者と共に
観客もスリルを味わえる？そこも織込み済
もう一人のゲスト松下由樹が東京都知事で
アクションとジキルハイド芝居で大暴れ
昇太師匠は弁護士で魔法学校定時制に
通ってる設定、割とまともな役
10分前の東の物真似、カーテンコールの
各々一言もいつも通りで笑える 劇団扉座 第77回公演
「ハロウィンの夜に咲いた桜の樹の下で」
作・演出＝横内謙介
＠座・高円寺１ 6月12日(水)客席9割？
劇場のお得な「なみちけ」で約2,500円？
https://tobiraza.co.jp/sakuranokinoshitade
「相棒」の芹沢こと山中崇史が、妻を亡くし
娘と上手くいってない会社でも左遷を通告
され、不倫相手の元部下の彼女とには
その旦那から裁判！と脅しをかけられてる
八方塞がりの中年男を演ずる
劇の展開と共に、この内容が徐々に観客に
分かって来るんだけど
冒頭はパンダ！のコスプレで起きてきて
昨日の記憶が全然無い主人公、結構多い
観客の興味を繋ぎとめ易いんやろな
中では映画「泳ぐ人」お勧め
後は横内謙介の作劇に身を委ねて楽しむ
観終わった後の、気持ち良さ、さすが
岡森諦も、そうだったのか！の役
皆さん満足で小屋を後にする
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16日（日）まで 
