>>194
>>194
184,191だが、189の名誉のためにコメントすると、
国内労働力のほとんとが一物一価の法則からまぬがれている分野で働いていれば
中国からの圧力はない。だが、現実に、
@中小企業の仕事は人件費の安い中国に奪われているとい中小企業経営者の嘆きは
聞こえる
A実際にメーカーは工場建設を国内から中国等新興国にシフトしており、その分国内の
雇用吸収力は低下している、
のは事実であろう。(@が中小企業経営者の被害妄想と言わない限り)

だから、一物一価の法則が成立しない分野もあるが、国内労働力が新興国労働力
と競争関係にあるのも事実で、なぜ、円安によりそのことが調整されない(新古典派流にいえ
ば均衡が回復しない)のかという点である。
ちなみに企業の新興国シフトは最近の80円台で始まったことではなく数年前の100円前後
から始まっていたよ。

他の不思議な点は、日本は経常収支は黒字だが、これは新古典派理論でいえば
その為替水準で価格競争力があるということで失業はありえない。
新古典派の世界では他国に比べコストが高いと輸入超過になり国内労働市場で失業が発生するからだ。

日本の長きにわたる停滞の原因は、目に付く現象を列挙するだけではわからん、
ということがわかったかな。
経済現象は多くの変数の相互依存関係のなかで発生するため、
因果関係の解明は難題である。
相互依存関係の分析に新古典派は均衡分析を適用するがうまくいかず、
複雑系はそれにかわるものを提出できていないということだ。

>>195
あなたの言っている内容は理解できる(投入構成の変化により人件費の影響は小)が、
そのことを何の答えにしようとしていのかがわからない。