サージェントが語る『経済学の12の教訓』 2014
http://nam-students.blogspot.jp/2018/03/12.html
http://econ101.jp/ノア・スミス-「サージェントが語る『経済学の12/
Tom Sargent Summarizes Economics - Marginal REVOLUTION
http://marginalrevolution.com/marginalrevolution/2014/04/tom-sargent-summarizes-economics.html

1. 仮に実現されたとしたら望ましいのだが(残念ながら)実現可能ではないという例は数多い。
2. 個人も社会もともにトレードオフに直面している。
3. 誰もが自らの能力や努力、好みについて他人よりも多くの情報を持ち合わせている。
4. 誰もがインセンティブに反応する。あなたが助けの手を差し伸べたいと考えている人たちも
その例外ではない。セーフティネットが必ずしも意図した通りの結果をもたらさないのはその
ためだ。
5. 平等(公平)と効率の間にはトレードオフが存在する。
6. ゲームの均衡においては(あるいは経済が均衡に落ち着いている状況においては)人々は
皆自らの選択に満足している。…
7. 誰もがインセンティブに反応するのは今(現時点)だけに限られるわけではない。将来におい
てもまたそうである。…
8. 政府や投票者もインセンティブに反応する。時に政府がデフォルトを宣言したり約束を反故
にすることがあるのはそのためだ。
9. 次の世代(将来世代)に費用の負担を押し付けることは可能だ。…
10. 政府による支出はいずれは国民がその費用を負担することになる。…
11. 大半の人は公共財の供給や移転支出(特に自分が受け取る移転支出)に要する費用を
他人に負担させたがるものだ。
12. 市場で成り立っている価格は多くの取引参加者の持つ情報を集約している。だからこそ、
株価や金利、為替レートの今後の行方を予測することは困難なのだ。