マルクス経済学 第5章
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◇前スレ マルクス経済学 第4章 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/economics/1521623540/ ◇資本論の主な翻訳 岡崎次郎訳『資本論』(大月書店、1972年) 資本論翻訳委員会訳『資本論』(新日本出版社、1982年) ※分担訳 中山元訳『資本論』(日経BP、2011年) ※第1部のみを訳出したもの 今村仁司ら訳『資本論』(筑摩書房、2005年) ※第1部のみを訳出したもの なお、向坂逸郎訳『資本論』(岩波文庫、1969年)がよく読まれているが、これは上述した岡崎次郎が翻訳したものを、向坂逸郎の名で出版したもの。 マルクス経済学 - 新・金融経済まとめwiki - アットウィキ https://www65.atwiki.jp/internetkyogakusys/pages/75.html マルクス・左翼リンク - 新・金融経済まとめwiki - アットウィキ https://www65.atwiki.jp/internetkyogakusys/pages/76.html 正しくマルクスは実践のための理論を構築したのであり、 思弁のためのものを作り出したのではないのです そしてその理論は教条ではなく弁証法的に発展転化することを目指しているのですね 実在世界の中で、有機的に理解することを求めているのです そこにはマルクス経済「学者」等というものは存在するのではなく、マルクスをいかに実在させるかという事に腐心し実践する人がいるだけです。 マルクスを理解するものならば当然のことです 彼の著述などをそのまま理解することは いうところの坊主主義 そして著述を原則とするならば教条主義という ともにマルクスへの敵対者という事です 誰もが知るごとく 共産党宣言の一文 「全社会組織を暴力的に転覆することによってのみ」 等とまともに言うものはいないし そのもとに論理を展開するものはいません レーニンも「革命はドイツなど先進志甫主義国から」 というマルクスの観点を否定したのです 教条も大事です。修正がいけないという意味ではありません。 教条版も修正版もともに検証されていけばいいのです。 その結果、修正版が正しかったこと、教条版のほうが正しかったこと、 それぞれにあるでしょう。それを見極めることが重要なのですよね。 マルクス自身、西欧以外では西欧(特にイングランド)をモデルにした 彼の歴史段階仮説が通用しないことがあることを認めていましたね。 だからソ連や中国やその他の資本主義未満の開発途上国で何が起こるか 熟考するのに彼にはもっと時間が必要だったんだと思います。 彼は資本主義にはいろいろなタイプがあるということを示唆していますね。 ケインズの高弟ロビンソン女史は師ケインズを白昼夢を見ていたなどと批判し 平気で彼の理論に手を入れまくっている そんな彼女ですらケインジアンと呼ばれるのだ マルクシアンにそれが許されないというのは理に合わない 周知のごとく マルクスは弁証法的唯物論の観点から 当時の経済に対したのであり だからこそ 現在でもこの経済社会体制を続けようとする人々にとっては重要な参考資料でもあるのです 自分達がいまどんな思想状況の中に投げ込まれているのか。 それを知らずに、 自分だけが真理を掴んだかに思っている点は、 マルクス ケインズ 新古典派マクロ すべて同じ。 例えば、以下を見ろ。 https://himaginary.hatenablog.com/entry/20181224/Neoliberalism_as_Structure_and_Ideology 今日本でマル経やってる人って置塩派が大半なんかな? 東大界隈のマルクス談義の参考に… 東大経済学論集 http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/ronshu/backnumber/index.html 江原慶「変わりゆくマルクス経済学 ─ 小幡道昭氏の『批判』三書をめぐって ─ 」 藤本隆宏「積極的現場指向企業…」にもマルクスの名が出て来て、そちらの方が興味深い 経済学の人気衰退はひどいね。 学問・文系カテゴリので「経済学」が最初にあがってくるスレッドが何位に来るか想像できる? 経済板首位の「マルクス経済学 第5章」171位だった。 その他にもと思い1から1,000位まで探してみたが、見つかったのは4つだけ。 「堺屋太一」392位 「[現代古典派]塩沢由典[複雑系経済学]」612位、 「獨協大学の本田浩邦は女子学生にセクハラをしている 」951位、 「SNS人生直滑降ムラカミ」994位、 これって、ヒドすぎね? 勿論価値の物的部分に関してはマルクス時代のものでいいのです。 ただ人々の今日は 物的価値の充足とともに 精神的価値を追い求め事が大きくなってきたことも確かです その典型は宗教でしょう 芸術などもその精神的価値の部分は大きいでしょう 娯楽などもその部類でしょう 経済社会構造体としての発展変化は いうまでもなく価値観と価値そのものの発展変化を前提としてとらえねばなりません 特に人間生活の発展変化はその生活用具に対する価値観と価値の相違となっていることは言うまでもありません 勿論商品として表れるものも 売れなければ―消費されなければ価値どころか負の価値となります。 作りすぎなどは、まさしく負の生産です それを「総和でとらえる」等というごまかしではいけないのであり、 われわれが否定すべき資本家たちは、「効率」ということで、負の生産や負の商品を作ること自体を「悪」とみなしています。 消費されないものを作る労働自体を否定するのです。 資本論草稿集の中古本めっちゃ高い。国民文庫で出してほしい。 当然のことながら彼は経済学説を打ち立てること自体を目指したのではないのです 社会運動または哲学者として その社会に対して 経済社会構造体として その根幹部である経済をとらえたのです。 つまりは独立の学問としての経済学などというものではなく 社会科学の一分野としての経済的側面をとらえたのです。 実態としては人文の批評屋さんが援用するだけの屁理屈として残っただけだがな。 塩沢由典「現代資本主義分析のための原理論:現代古典派価値論と宇野理論」(2017.5.8) http://www.unotheory.org/files/2-20-1.pdf これに対し、『宇野理論を現代にどう活かすか』Newletter第20号と第21号 http://www.unotheory.org/news_II_20 http://www.unotheory.org/news_II_21 で横川信治、小幡道昭、江原慶が反論を試みているが、中心となる国際価値論については、 だれも反論できていない。 宇野弘蔵が国際価値論など不可能と言ったのにたいし、宇野原論以上に緻密な理論が出て きてしまったのだから、宇野派がどうにもならないのは当然だろう。 /:::::::::::::::,,"ヽ " / ::::::ヽ /::::::::== - ~ `-::::::ヽ |:::::::/ _,=ノ ヽ =~、 l:::::i i::::::l ノ(。 )三( ゚ )u :::! \ .ヽ/ __ _|_ |:::| ⌒ノ/ i丶⌒ |::i  ̄ヽ ∠ーー ヽ ―|― (::| ィ___) ) __ノ (_ _ノ \_ ヽ u /::::/::::ノ / ___ ___ ヽ ノ::|エlエI::ヽ_ノ ./|ヽ | __人 `::::´ 人__ / .| \ | .| ̄ / / ` "―´´ \ \ | _|_|__ | > ヽ▼ / く \ | \ \ ヽ◆/ ./_つ/ ̄ヽ | \ // /< ___)(ニニ) | \ | || < ___)し__) 【今週解った事】 数年前から官邸指導で官僚に不正文書を隠蔽し処分させていた。 まさにアンチテーゼとしての資本論を 理解して 更なる高みを目指しているのが 「資本主義」の指導者たちである 一例をあげると 総資本と労働者人民の戦いという展望に対して 労働者階級というものの団結力組織力を解体縮小させるために、 いうところの派遣労働を多くした。 無論このこと自体の危険性はマルクスも「ルンペンプロレタリアート」の問題としてとらえてはいたが 実社会に意図的に持ち込んでいるのが 現代の資本家とその御用聞きたちである。 >>357 労働者階級が今一番力を入れないといけないのは技術的失業。 ほんまにな。最低賃金で働いてるより生活保護の方が待遇が良いくらいなんだから わけが分からないよ(/・ω・)/ 『宇野理論を現代にどう活かすか』Newletter第24号に横川信治が反論していた。 現代古典派価値論と宇野理論:資本主義世界システムの歴史的動態をいかに分析するか http://www.unotheory.org/files/2-24-1.pdf >>355 は見落としであったので、訂正しておく。全体の感想は変らない。 第1節で塩沢の「現代古典派価値論」を取り上げて7点にわたってコメントしているが、 基本的には反論になっていない。たとえば、次は簡単にわかることである。 (3)利潤率ではなく剰余価値率が技術選択の基礎となる点を明らかにする。 ★の技術選択は、経済学者の行なうものではなく、資本家(経営者)が行なう ものであり、剰余価値率を基準にすることはない。第一、剰余価値率を知りも 計算もしないだろう。 (7)利潤を含む国際価値では賃金率を決定する理論が必要である。国際的な生産性 の違いは単位労働付加価値 VAL を決定するが、賃金を直接的に決定するものでは ないので、賃金論が必要である。 ★新しい国際価値論は、財価格と共に各国の賃金率を決定する理論であることが 理解できていない。 正しく解釈に狂奔する 師匠マルクス経済「学者」 なるものをしり目に マルクスの資本主義に対するアンチテーゼを理解し資本主義の修正に努めて、今日まで維持発展させてきたのが 今日の資本主義の指導者たちという事になる 総資本と総労働の対決というマルクス的資本主義瓦解のテーゼに対し 組織労働者組織の瓦解と派遣労働など人々の分断に努め 従業員持ち株や年金制度や保険制度などを使い人々を巨大な資本家に仕立て上げ、有能な労働者を表の「経営者」に仕立て上げ、 その実資本主義の主人はそのの影に隠れることにしている。 日本民法の父、穂積陳重の『法窓夜話』を現代語に完全改訳 法律エッセイとして異例のベストセールスを続けた名著を 手軽に読みやすく。短編×100話なので気軽に読めます。 法窓夜話私家版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07NQCZ7S7 >>362 日共も創価も景気が悪くて不幸な人が増えれば増えるほど折伏広布やオルグがやりやすいぐらいにしか思ってないだろ。 二十一世紀中国のディストピアめいた無理のある抑圧体制下での弾圧があればこそ逆にキリスト教地下教団組織が肥大化するような状況がたぶんコイツ等の理想郷なんだろうけど。 マルクスの業績を 教条にしたり、挙句はその解釈で生計を立てたり、権威をふるうという おそまつ「経済学者」にたいし マルクスの業績を生きた経済に注ぎ込み経済社会構造体の更なる発展転化に生かしたのが いうところの「資本主義」の指導者たちである ヘーゲルは大笑いする 「資本主義」というテーゼ それに対するアンチテーゼをマルクスが掲げ そしてそのマルクスからアンチテーゼをして ジンテーゼとして さらなる資本主義の発展をもたらした と 画して「マルクス経済学者」なる坊主が巡礼托鉢の放浪にさまよう事となった 「資本主義」のアンチテーゼとしてのマルクスの経済学的業績を その基本的理念とともに正しく学び 現実の経済社会構造体に役立出せた結果 派遣労働などマルクス言うところの「ルンペンプロレタリアート」を多量に派生さ 資本主義の墓堀人としての労働者階級の団結決起を水疱へと向かわせた。 また持ち株会などで労働者その他を「資本家」に組み入れているという幻想をもたらし、公的基金などを「資本」に組み入れ 人々を「資本家」の一部に見せかけ、 打倒すべき「資本家」を迷彩色に包むことに成功している。 かくしてマルクスが「資本主義」の最後の舞台としての 「総資本」と「総労働」の最後の戦いなどは起こらない様相を作り出した。 「資本主義」のアンチテーゼとしてのマルクスの理論を その思想を用いて 更なるアンチテーゼで 新たな段階を作り出した これこそマルクス思想の唯物弁証法の発展転化の姿という事かな リーマンショックは教えてくれた 経済がうまくゆかないと 保険や個人年金が危うくなる。 そしていま日本では年金など公的資金が株に突っ込まれ、公的年金さえ経済のとりことなっている。 あらゆる製品を剰余価値説で語るマルクスはあほだよな。 搾取が基本概念だからそれを否定するような理論は 組み込めなかったというのが本丸だと思うよ。 価値は人民の労働のみが生産する。資本家はそれを 搾取している。彼らから製造資本を取り上げ、共産 エリートによる平等な分配をおこなうのがただしい。 このわかりやすい政治的要求を正当化するために 作り上げられた体系。 搾取?賃金は受け取っているんだろう?経営陣にみんなが入ることが出来ない方が問題で、皆が経営できるようになれば不公平は少なくなるだろう。 A 《剰余価値率がm/vとして、資本家と労働者との関係をあらわすのに対して、利潤率はm/c+vとして、 剰余価値の全資本に対する分配率を示し、資本家と資本家との関係をあらわすものになる。》 (宇野弘蔵『経済原論』3:1岩波全書版137頁) B 《…資本は、その生産物に対象化された剰余価値部分を利潤として他の資本と平均的に分配 することを、土地所有によって阻止され、これを地代化するのである。》 (宇野弘蔵『経済原論』3:2岩波全書版192頁) C 《利潤率に対する利子率の関係は、前者が一般に個々の資本にとってその投資部面を決定す る基準となるのに対して、後者は個々の資本の運動中に生ずる遊休貨幣資本を資金として資 本家社会的に共同的に利用しつつ、利潤率の相違を補足的に均等化するものといってよい…。 …銀行資本は…間接的に剰余価値の生産増加に寄与することになる。》 (宇野弘蔵『経済原論』3:3:1岩波全書版208~9頁) なぜマルクスは利潤A、利子C、地代Bの順で論じ、宇野は利潤A、地代B、利子Cの順で論じたのか。 宇野自身一応説明しているが、宇野にとって地代は恐慌とともに資本に内在するが、 マルクスにとって地代は本源的蓄積のように資本の外部を含む、ということだろう。 宇野が地代と利子の利潤における機能を対立的に捉えていることも特筆される。これはマルクスは 強調していない点だ。 /\ / \ C 利子 \ /______\ /\ <分配論>/\ /A \ / B\ / 利潤 \ / 地代 \ /______\/______\ /\ /\ / \ 宇野弘蔵 資本の\ / 資本 \ 『経済原論』 /再生産過程 /______\ /______\ /\<流通論> /\ /\ <生産論>/\ / \ / \ / \ / \ / 商品 \ / 貨幣 \ /資本の \ /資本の \ /______\/______\/_生産過程_\/_流通過程_\ 借金を全部返さなくてはいけない金融や経営、国家システムはおかしいな。 効用価値説よりも労働価値説のほうが反証可能性が高い。 結局政府・企業・家計のうち全部黒字にはならんのだな。 お金を出すだけの人が金儲けをしているのを嫌えばいい。 >>371 知的エリートによる指導をマルクスは否定してたっけ? >>375 それは言える。問題は労働価値説は容易に反証できてしまいすぎるところだな(´・ω・`) じっさいの自由主義経済においては価値の源泉は労働ではなく「労働契約」 労働契約によって生産が組織化され、一方で生産物のもつ本源的価値が 契約によって金銭的価値に転換される。大量につくりだされた生産物・商品の 市場価値がどのようなものであろうとも「労働契約」は優先されるので、ここで 労働賃金というものが確定する。一方で商品のもつ本源的価値の市場評価は まさに市場(見えざる手)次第であって、たいへん評価されることもあれば全く 評価されないこともあり、ときには処分費としてさらに追加の費用を要求される こともある。この不確定性を引き受けるのが資本家であって、資本家は「労働契約」 によって労働価値と商品価値とを結合させる触媒作用をはたすのである。 まあこういう程度の話しなのよね。「労働価値」をもういっぽ踏み込んで「労働契約価値」 と表現すれば、べつにマルクスとケインズの到達点はそんなに差は無かった。 魚市場だけじゃだめだけど、魚市場が一番大事だろ。日本じゃ。 知的エリートの頭の中なんか変換できるのか? >>379 労働価値説がこれまで反証されたことがあったっけ? 理論的には成り立たないとかさんざん言われてきたのは知っているが、 ちゃんとデータで実証的に反証されたことってあった? そしてそもそも効用価値説のほうに反証可能性があるの? 理論として反証できてしまいやすいところはその仮説がより科学的であることを意味しているよ。 世の中に労働によって出来ていない商品は一つでもあるか? ない これが労働価値説の証明 長期的には我々は皆死んでしまうのではなく労働価値説の支持者だ ただし株式会社の経営者、株主は短期的に物を見る これが問題だ そういう定義にしたら「価値のない商品には労働は投下されていなかったといえる」 で循環論証になるんだよな(反証可能性の拒否) 労働価値説が科学的であるためには明確に定義したうえで検証していくことになる。 効用理論はそれすらできないのよ。なにしろ内心の効用を評価単位としているから。 労働価値説のいくつかの実証研究によれば いわゆる「転形問題」はその存在が否定されます。 転形問題というのは近経とマル経との理論上の不整合性の問題にすぎないわけです。 Duncan Foley 1989 Ideology and Methodology https://docs.google.com/a/newschool.edu/viewer?a=v& ;pid=sites&srcid= bmV3c2Nob29sLmVkdXxkdW5jYW4tZm9sZXktaG9tZXBhZ2V8Z3g6MzQw Y2M2NTIwODc4MzU3MQ (長すぎて受け付けないので、URLを折り返した。繋げて見るか、Dancan Fpley's Homepage のpapersの一番下の方を見てほしい。) 30年前にDuncan Foleyがパークレーの大学院生向けに話した内容だが、いま読んでもすば らしいし、今こそ話の内容が妥当するとも言える。 ☆本文が長すぎるようだから、3回に分けて投稿する。 経済学の主流=体制派に対し、反対派ないし主流経済学に違和感を覚える学生がどう考 えていったらいいかを体系付けている。 Duncan Foley は、紹介の必要がないと思うが、最近の学生には知らない人がいるかもし れない。アメリカでは数少ないマルクス経済学者で、MIT やStanfordの准教授になりながら、 マルクス経済学者であることを理由にtenureを取れなかった人だ。ただ、彼はそれでくじけた りせず、いまはNew School for Social Research の教授兼複雑系で有名なSanta Fe研究所 の院外教授を勤めている。 Foleyは、日本では想像のつかないほど厳しい圧力に耐えてきた人であり、その彼が反主流 経済学に取り組もうとする大学院生向けに話した内容であたるだけに、説得力がある。 詳しくは本文を読んでもらうに如くはないが、簡単に紹介しておこう。 第2節では、反対派(dissidents)が採用しなければならない戦略について主流派が 学ばなければならなことについて語っている。 @有用で正しい方法、データ、理論、結論などは偏見をもつことなく採用すること A主流派経済学の構築物は代替的理論を構築する上でのモデルとなりうること B主流の経済学が持つと同じように、代替的経済学は、あらゆる水準の抽象さと科学的知識 の再生産のすべて分節構造とを持たなければならないこと、したがってわれわれには科学 研究の如何なる分野であろうと、それが抽象的過ぎるとか複雑過ぎるとかいう贅沢は許され ない。 第3節では、方法とイデオロギーの関係を間違えないよう、「方法の批判」について語っている。 方法は、3つの観点から批判的に吟味しなければならない。 @方法が正しく用いられているか。 A問題に答えるのに間違った方法が使われていないか。 B間違った問題が問われていないか。 第4節は、代替的経済学を構築する上での注意点である。 @強くかつ正直に自己批判的であること A問題にかなった方法を採用し、好き嫌いをしないこと B方法論的にアグレッシブであること C問題設定を明確にし、それらを一貫した枠組みで捉えること Dわれわれは生き延びなければならない。 それぞれの項目には、詳しい解説があるので参考にしてほしい。DはFoleyの 実人生からの教訓だ。代替的な経済学を構築するには、アカデミーの中で 生き延びなければならない。そのためにどう行動すべきか。それが次の第5節の 主題だが、省略する。院生としては一番気になるところだろう。 第6節は、主流の経済学の弱点と傾向を語っている。これも5点あるが、さすがに 30年後の今日から見ると、やや楽観的すぎる観測や外れた見通しがある。 たとえば、Cでは計量経済学の発展によって方法論的に疑わしい方法は棄却され やすくなってきたと指摘しているが、DSGEやcalibrationの横行のような事態は 想像できなかったのだろう。AでPaul Romerの内生的成長理論に期待している向き があるが、これは正しい判断だったのだろうか。こうしたいくらか留保すべき点が あるものの、主流の経済学に違和感をもつ経済学者が考えるべきこととして、この 講話内容は日本でも十分熟読に値する。 いや、ひょっとすると日本でこそ、読むべき内容かもしれない。というのも、日本の マルクス経済学は、いいかげんに体制化していたためか、方法論的にアグレッシブ ではなく、方法論的にきわめて保守的でむしろ既存の狭い枠に閉じこもってきた感 じがある。 たとえば、日本ではマルクス派は、スラッファ派やケインズ派と僅かの観点の違い を巡って対立してきたが、主流の経済学に対抗し、代替的理論を構築するという努力 において欠けていたと思う。第1節の「"主流派"経済学のヘゲモニー」では、Foleyは 知的ヘゲモニーは、政治的なイデオロギーよりも、方法面で経済学を支配していると 指摘し、その一例として一般均衡という枠組みを挙げてある。 考えてみれば、明示的に一般均衡を標榜しなかっただけで、多くのマルクス経済学者は 実質的には一般均衡の枠組みで経済を理解しようとしてきたとも言える。これはアメリカのような厳しい抑圧の中で耐え抜いたFoleyだからこその明察とも言える。 もちろんマルクスは 貨幣・金融を通じて人々をいかに支配しているのかという事を暴露したのです その一例が インフレという事であり、 恐慌などは、金融資本における産業支配の強化そのものだという事です 資本の番人たちはそれらのことを熟知し、時に恐慌を仕掛けて産業資本を慌てさせ金融依存を強化させてしまうのです。 まさにマルクスはこれを暴露し その根源が貨幣金融による人民の支配だという事です ぶたマークさん (>>118 >>142 ... >>367 >>394 ) 変な常識を振り回さずに、ちゃんと経済学もマルクスも勉強してよ。 まさしくマルクスの資本主義に対するアンチテーゼを そのまま経済学説にしてしまうという マルクスの意図を敵視した坊主が 「マルクス経済学者」と名乗っている マルクスの意図を理解すれば されはまさしく戦いの原点であり、またその理論を理解すれば次に発展した理論でなければならない。 まさしくマルクスの理論を理解した資本主義の指導者たちは マルクスへのアンチテーゼを掲げ 労働者階級を分断細分化することに成功した おまけに大衆を通貨を通じて「資本」の側に立たせることにも成功している。 >>396 資本主義の指導者たちはマルクスへのアンチテーゼを掲げ労働者階級を分断細分化 することに成功した これは事実だが、だからといって無手勝流は通用しないでしょ。現代資本主義を分析解明する 理論が必要だ。 >>397 岩井克人は灯台から丸系をすべて追い出したが、それに代わる経済学を 構築できたわけではない。 >>376 海外部門があるから、なりうるよ。 その逆バージョンで全部赤字なのが、アメリカの「双子の赤字」。 考えてみればおかしな話だよな。お金を使わないと不景気になるんなんて。 それも人々の選好ならば仕方ないんじゃないか? 将来的にはAI・ロボット化が究極的にすすんだら労働は生産要素から消えるんだよね。 まさしく資本主義の指導者たちは マルクスの資本主義に対するアンチテーゼを理解し そのアンチテーゼをなしたというべきです 「マルクス経済学者」たちは いまだにその理解解釈にとどまっているというのに >>407 AI・ロボット化の進展により生産関数から労働の投入量は消える。 確かに字面の解釈はそれなりかもしれない ただマルクスが求めたもの マルクスが目指したものは まさしくその先の変革ということであり、 発展ということ照す そして土曜に変革するのかはもちろん21世紀的でなければならず 対象としての経済社会構造体も マルクスの時代から本質は変わりないとしても、 実態は大きく異なっており、 その失態をいかに変革するのか ということがマルクが求めていることです 将来的にAI・ロボット化が進展して完全省人化に成功したら樋口美雄なんて仕事はなくなるな。 もちろんマルクスの時代から大きく世界は変わっているのですね とりわけマルクスのアンチテーゼに対する対策が施された実態となっていることは言うまでもないのです 対象としての世界ー経済社会構造体がそれなりの変化を遂げているのですから もちろんマルクス手思想はその自己変革も求めていることは言うまでもないのですね まさしく経済活動の道具としての貨幣を その支配を通じて人々を支配収奪する道具としたのが資本主義であり、 挙句は金融資本主義に行き着くところを 暴露したのがマルクスです もちろんマルクスは19世紀の経済社会構造体という対象に対して アンチテーゼを掲げたのです 当然その対象としての経済社会構造体は そのアンチテーゼも克服しながら 発展変化を遂げてきたのです マルクスの意図とその思想を理解するならば いつまでも理解解釈に精進するのではなく 新たな21世紀的経済社会構造体に立ち向かうべきなのです 丸真楠のアンチテーゼをある程度克服した 経済社会構造体に そして実態としての社会主義運動の変化の必然性を実証する 改革開放の中国・ベトナムのドイモイそしてその前例としてのネップ のりかいを 金融資本主義が行きつくことは惨事だか意図的に操作したところで幸せにはなれない。 正しくマルクスは 理解よりも発展的批判を求め 変革を求めているのです マルクスは自らの理論はともかくその教条が不滅どころか変革の対象となることを求めているのです。 実在としての世界 とりわけ、その対象としての経済社会構造体が 発展転化しつつあることこそマルクスの主張です。 すなわちその経済社会構造体の発展転化に相応してマルクスの教条も発展転化させねばならないというのがマルクスの真髄です。 だからこそレニンはその発展転化を試みたのです マルクスの教条に反して遅れた資本主義から社会主義革命を行ったのです。 マルクスの教条に反して一国社会主義を目指したのです そしてネップです これこそがマルクス主義なのです 勿論それは20世紀初頭のロシアという条件下での発展です 21世紀的にはまた発展転化が求められています 勿論この発展変化についてゆけず反対したのが プレハーノフらでした マルクスの知らない日本においては 更なる発展変化したマルクス理論こそ求められます 教条につかり切った自称「学者」などはマルクスに敵対する存在です マルクスの現実の捉えようは天才かもしれないが運用となると画一的だったという反省が残る。 ストップ高選手権でさすがトータル1位を取った アマゲンさんの情報はマジスゴ。 今NOTEサイトでリリースされだしたね >>418 たしかに、マルクス自身はロシアのナロードニキ運動に対して 対して一定の理解を示していたと思われ。 そして、自分の著作は西欧についての歴史をモデルにしていて、 他の国では事情が異なるので、 このモデルが他の地域に通用しないことがあることを認めていた。 ただし現在では結果的にマルクスよりもプレハーノフのほうが正しい 予測をしていたようにも見える。 というか、いずれの考えもマルクスは持っていた。 ,,r'"´ ̄ ̄`""´´~`'‐、 / ,. -‐'´  ̄ ̄ ̄`゙ヽ ゙、 . / /::: ::: .i i. {. i:: :. { i . ! .f,.-‐-、 。 =─‐- ! ヾ,' ヽ.!::;r‐-、:;ー=:::; ‐- ゝ、r 、 . {l ニiエゝ! ヾィ'エミゝ :lヾ/ト.} f{:: `ー-' | 。`‐- :"?J.l . {! ,{_ ,、 :iー' !::.. ...:::~:ハ^ ヽ :i . !:::::::::k===‐- :,! . ヽ:::::::... ̄.... /:ト、 ヽ::::::::::::::...... ,‐'´ ,イ ヽ、 . _/fl:`' ‐--‐ '::::.. // } `‐、 _// |ト、::::::::::::::::: // l l''‐- / イ !!.ヽ:::: ::::::// .! │ 逆進性による つまるところの貧乏人派遣社員全国年収200万以下が少子高齢化で首切りが始まり納まるものも収まらぬ けたたましい 子供を産む人が減っておろう ,,r'"´ ̄ ̄`""´´~`'‐、 / ,. -‐'´  ̄ ̄ ̄`゙ヽ ゙、 . / /::: ::: .i i. {. i:: :. { i . ! .f,.-‐-、 。 =─‐- ! ヾ,' ヽ.!::;r‐-、:;ー=:::; ‐- ゝ、r 、 . {l ニiエゝ! ヾィ'エミゝ :lヾ/ト.} f{:: `ー-' | 。`‐- :"?J.l . {! ,{_ ,、 :iー' !::.. ...:::~:ハ^ ヽ :i . !:::::::::k===‐- :,! . ヽ:::::::... ̄.... /:ト、 ヽ::::::::::::::...... ,‐'´ ,イ ヽ、 . _/fl:`' ‐--‐ '::::.. // } `‐、 _// |ト、::::::::::::::::: // l l''‐- / イ !!.ヽ:::: ::::::// .! │ 逆進性詰まる所 納まらぬ 負の所得税しかなかろう、さもなくば出国税5000円 金持ちというからに金もっておろう中洲化にいと精霊流し 要するに、資本主義的発展というのは旧共産圏と呼ばれた国々においても 飛び越えられない道になっているように見える。 実際、レーニンにおいてトロツキーにおいてもスターリンにおいても 共産社会は未来の話だと考えられていて、ソ連はそこへ向かっているが、 まだ共産社会に辿り着くにはイングランドやUSAなどの西欧諸国よりはるか に遅れていると考えられていたことは確か。 マルクス主義なんかやっても経済崩壊するだけだから誰も本気で取り入れるはずはない だからどこの国でも北一輝の国家社会主義になる スターリンやブハーリンだって結局一国社会主義とかいって北一輝の理論に収まった >>393 中国や韓国や北朝鮮何かリベラルやリバタリアンなんか皆無で自民族中心の極右しかいないだろ 勿論自称マルクス学者なのでしょう ただマルクスは 学者のために書物を残したのではなく 戦う労働者・知識人の戦う道具として残したのですね もちろん「学者」を自任するにはそのマルクスの意思を理解しているならば その意図に従い逃走に決起しなければなりません マルクスはそれを求めているのです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる