>>194 の「塩沢の考え」を短くまとめたものが見つかったので紹介しておく。

現代古典派の基本主張

否定的主張
@「需要関数」・「供給関数」の否認
A「最適化」ないし「主体均衡」の否認

これらは
B限界理論の無効性
C均衡理論の無効性
を含意する。

積極的主張
@価格と数量の第一次的独立
A生産・販売の主要な制約としての需要
B上乗せ価格の一般性
C需要の変化要因としての所得水準の重要性
D経済発展にしめるる収穫逓増の重要性

箇条書き部分は正確に転記した。原文では、項目間に少し説明が入っている。

出所: 「現代古典派の経済学」 塩沢(2002)『マルクスの遺産』第9章。
原文は『経済セミナー』1985年5月号。