>>731
> 国は通貨発行権があるからわざわざ自らが発行し世の中にあるお金を借りる必要なんてない
> 国債には別の意味がある
> 国債を買うお金を 実は国がその前に与えているというのはあながち間違っていないように思うが?

5ちゃんの中の経済論しか見ないとそう思ってしまうが、現実はまるっきり違う。
国というか、政府にはお金の発行権はない。
発行権があるのは中央銀行で、日本だと日銀。
なぜ、そうなってるかっていうと、すべての先進国やまともな国では
政府が直接お金を発行することを禁止しているから。
なぜ禁止してるかなんてだれでも知ってることだが、政府がどうこうって
言っても、政府ってのは政治家の集まり。
で、政治家は、無制限に借金して自分の選挙区にバラまけば簡単に
当選できるから、政府がお金を発行できると、すぐに借金が膨れ上がり
危機になってしまう。
だから、大半の国では禁止されている。

で、5ちゃんの中の人はもっとお金を刷ってバラまけっていうけど、 日銀が
刷れるお金はマネタリーベース。
で、日本の通貨は、日銀が世界最大までとっくに増やしてる。
異次元緩和の前の2012年の日本の通貨発行量は130兆円で、異次元緩和で
毎年世界最大で増やしたから、現在は500兆円で世界のトップ。
もう経済規模が日本の4倍のアメリカより日銀は通貨を刷った。

世界最大に増やしてるのに、足りない、もっとバラまけ、通貨発行権があるんだって
のが5ちゃんの中の多数派。
これ通貨のしくみを理解してないのよ。
健全な通貨の増加は、銀行が企業へお金を貸し付けることで、企業はその
お金を使い信用創造で市中で流れる通貨量、つまりマネーストックが増える。
日銀がいくら発行しても、そのお金を企業が借りてくれないから市中には
流れてこないだけ。

それと国債ってのは、国民が老後のために1000兆円貯金してて、その
1000兆円の一部で銀行が買ってるものなのよ。
つまり、国民の貯金で、山奥でだれも使わない道路が、何千億円も作られ
人が住んでない海外にも500億円の堤防が作られるけど、あれも結局、
個人の貯金で作られてるのよ。
で、あたりまえだが、国債が急落したら国民が老後のために必死に貯金した
お金は簡単に減ってしまう。