自家採種を極める
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自家採種といえば自然農系のややこしい人たちが好む(つまり野菜)というイメージなんだけど
私はもっぱら花の自家採種だよ。
花についてもこのスレで語っても良いの? だから自分だけの花を作る話も語っていいのって聞いてんだけど? >>2
草花の自家採種は楽しいよね
親とぜんぜん花色が違うとかザラだしw オトギリソウの仲間は実から種を取り出して、さらに殻と種子に分けるのが大変
果肉はなんか脂っぽくてねとねとしてるし、古くなると固くなってほぐしにくいし 毎年ひまわりの種を取っておくんだけど、次の年にはどこかに言ってるという シソの種の発芽率の悪さを
こぼれ種と比較したとき
種苗会社の知り合いが
まるで人格が変わったように激怒した。
よほど傷ついたんだろうな
そんなつもりじゃあなかったのに。 シソのこぼれ種の発芽率が種苗会社の販売してる種袋に書いてある発芽率ほどに高かったら
シソの周りはシソがとんでもない数発芽し、やがてシソが埋め尽くす 自家採種で難しいのは難発芽種子の存在だね。
ユリや芍薬やクリスマスローズとかもうね。 自家採取は保存するのに一度乾燥させちゃうので発芽率が低くなる物も多いね。
乾燥させちゃうと休眠に入っちゃって、後で蒔いても発芽はポツポツ。
蒔いたうちのかなりの物が数年後に発芽するつもりで居ても環境により死滅してしまったり・・・。
休眠中の環境が良ければ何十年たった後にでも発芽条件が揃うと、一斉発芽できる植物もあるけど・・・。
発芽率が一番良いのは採り蒔き。保存せずすぐに蒔いちゃう。こちらの方が発芽率が高くなりやすい。
クリスマスローズも、こぼれてた種子が毎春根元近くからごっそり発芽してくるし。
種子を乾燥させるとジベレリン処理などで発芽促進しても発芽しないし、採り蒔きしても発芽率低い・・・。
アリに介入してもらえるものはアリの巣の所に採り蒔き種子をバラまいてるよ。喜んで巣の中に持って行く。
アリが用済みの種子を捨てると、捨て場所の環境が種子にとって良いのか不思議と発芽し易い。巣の近くあたりで発芽した芽を拾い集め移植して育苗してる。 種子に殺虫成分をまぶしておけば、自家製アリの巣コロリの出来上がり 理屈っぽいといわれるかも知れんが、近交弱勢とかもあるから、
ある程度の勉強はしたほうがいいよね。 >>24 種子の寿命が異常に短い種って、どう折り合いをつけてるんだろう。湿潤でいて、かつ過湿ではない土の中だと
棚での寿命よりはるかに長いのかな。 折り合いを付けるも何も、種子寿命に関する淘汰圧が低い環境原産か、育種を進めるうちにそういった能力を失っただけでしょ。 >>25
近親相姦を繰り返してると
先天異常の率が高くなるもんな うちはパセリ自家採種…と言うより何もしなくても勝手に生えてくる
けど生えてくるのはイタリアンばっかりで、普通の縮れたパセリは開花結実してもこぼれ種で生えてこないです >>34
パセリの縮れた品種のは変異個体が野菜として人為的に改良されてきたので自家繁殖率が低く
もはや人の手を借りて発芽環境を整えて貰えない事には生えにくくなってるみたい。
おそらく改良されていくうちに遺伝子の一部が変わっちゃったんだろうと思う。
イタリアン(プレーン)は本来の葉の姿なので、まだ野生の時の性質が強く残っているので
案外こぼれ種子でもよく生える。
普通のパセリは野菜、イタリアンパセリはハーブという風に考えておくのが良いよ。 同じセリ科のニンジンも、家庭菜園の本では発芽率が低く、初期生育が遅く雑草に負けやすい野菜としてよく紹介されてるけど、
これもそういうことかな。 大根は古くから帰化してるしな
諸葛菜(紫花菜)も元は食用だとかなんだとか・・・
支那じゃ食用らしいな
元は諸葛孔明が食用に種をばらまいただとか・・・ >>37
やっぱり品種改良されるほど発芽率低くなりがちなのでは。北海道のここらは道路縁にノラニンジンが凄く殖えてる
これらは元は野菜のニンジンだったのが野生化した物。
ここらは道路縁に植える芝は牧草を代用するのだけど、使わなくなった牧草畑から剥がしてきて使うの
うちの親戚の所が、家の前の牧草畑地をアスパラ畑にする時も業者が来て剥いで持っていった
そして、こういう牧草畑は以前は野菜畑地で広い一面にニンジンを作ってたりしていた土地
牧草の中にニンジンが生えて来ても酪農家は気にしないので殖え放題。放牧する牛も喜ぶし
そうやって牧草と一緒に生えてたのが、道路縁に殖えるわけ
昔のこの辺のニンジンは外国由来の系統の品種が多くて、品種改良もほとんどしていなかったので
こぼれ種子の発芽率も割と良かったみたい。草の中に種子が落ちても凄く生えてくる。
現在のこの辺のニンジン畑地では‘千浜’と‘向陽’が主流だけどトウが立ってしまうのが結構ある
抜いて畑地の隅に捨てておくと、時々復活して立ちあがり花が咲いてたりする
あれの種子蒔いたら、元々の性質より先祖のが表に出ていろんな性質のが出来だろうから
品種物の種子よりも発芽率良いかも。
ニンジン栽培した時に数株残して花を咲かせ種子をとって蒔いてみては?種子を乾燥させないで蒔くと発芽率は良いよ
ただし、野菜の自家種子は性質が先祖帰りするものが多いので栽培しても根は食用に向かないかも。花を観賞用と割切ると良いよ
確か、ノラニンジンの外国名はクィーンアンズレースだったかな。 世の中に勘違いが流れてる感じがしたので一応書いておくけど、
自家採種すれば必ず環境適応してその環境に強くなるってわけではない
強い特性をもった個体を選び抜いてその特性を受け継ぐ個体をさらに選別して…と繰り返してうまくいけば
将来、その特性を固定化して安定した品種のように使えるかもしれないということだ ど根性大根大ちゃんは単に畑にまくはずの種子をこぼしたのが生えただけかな。普通にうまそうな大根だったもんな 今年は自分のオリジナルのかぼちゃの交配種を作るんだ かぼちゃって・・・。
そんなに広大な畑持ってるの?連作は避けないと成らないから
同一の場所には4年に一度くらいしか植えられない
それを行えないなら土作りに手間がかかるし、かなり場所が必要だよ?
ただ単に異品種同士をかけ合わせただけの種子を作っても
その種子から生えた物はただの雑種。
沢山の株を栽培し優良の個体が出るまで何年も繰り返して目的に近い物を選びだし
更に10年くらい代々自家受粉させて性質をちゃんと固定化しないと
オリジナルとは呼べないよ。 連作「障害」なんて一言も書いてないけど・・・。
収穫後の土内は養分やミネラル、微生物なんかのバランスも偏ってるし堆肥だけで補える物でもないんだよ。
農家でさえ輪作して数年土環境を回復させて4年後位にまた植えつけてる。
まぁ、続けて作っても2年目くらいで、3年目は地力も下がりがちで良い物は出来ない
種子を採る目的なら、食用目的と違って収穫も少し遅くなるしね。毎年違う場所でが最適。
食用目的くらいの熟し方では、一応芽は出るけど、また種子を採る実を付けさせるには向かない。
果肉が熟し切った位で採れば種子も完熟していて種子用としては申し分ない物に。 食ったメロンの種発芽したけど、
市販の種と比べても弱々しいな。
49の言うとおりかも。 完熟種子が良いのは当然だよ。
そこには反対しない。
ただ、カボチャは連作が問題無い作目の代表格だから。
それを連作できない、って言うから突っ込まれる。
ちなみに、メロンは熟した状態で食べるものだから、国産なら完熟寸前で切ってるから普通はよく発芽するけど。
輸入メロンは熟度がイマイチだからだめかもしれん。
あと、メロンは自殖弱性が出にくいから固定は楽ですよ。 >>41
高山植物とか栽培が難しい植物の場合、発芽から開花結実まで持っていけた時点で
すでに下界のヒトによる栽培環境に耐える強い特性を選抜していることになるんじゃないかな
コマクサなんかは実生増殖の繰り返しによって昔よりはるかに栽培しやすくなってるらしいし シャコバサボテンもそうだな。ミニカトレアの原種コクシネア(旧ソフロニティス属)と同じ故郷だけど、
シャコバサボテンの作りやすさは桁違い。育種が早く始まってたからかな >>60
数を問わない、どんな花が咲くか解らなくても良いなら
こぼれ種子で発芽したのをポット植えして育苗しても良いと思うけど・・・。
ただ、必ずしも皆がこぼれ種子で出てくれるわけでもないしね・・・。
栽培初心者の時は、こぼれ種子で出て来たらしい芽が目的の物の芽と信じ込んで育ててたら
実は雑草だったと言う事もしょっちゅうだった。
それからは、種子をちゃんと取って蒔いて苗を作ってる。
自家採取は目的があっての事だと思う。
例えば確実に沢山育苗したいとか、種子の交換や譲渡
自家受粉で性質が固定している物の交雑予防や(自家受粉・人工受粉の作業が伴う)
別個体との交配目的(自然交雑では必ずしも良いものが出ると限らない)
個人的には、ただ単に採取自体が楽しいというのもあるんだけど・・・。
実が熟してきて取れる時期になると毎日でも採取しちゃう。
取って満足してしまい蒔き時を逃しちゃったり、人に譲ってしまう事も多い
農耕民族の血かなー。 F1の種子からF2育ててその種を採ってF3を育てて…ってやってけば市販の一代交配の種から固定種をつくれるのけ?
もちろんF1とは性質は異なるだろうけども 山野草の自家採種ものは概して、親株より丈夫で育てやすくなるね 俺は弱い固体からとる種こそ強いと信じてる。
自分を犠牲にして子に栄養をたくして種がぱんぱんふ膨らんでるからな。 花壇に捨てた取り遅れキュウリの種から発芽したらしい
育てるか迷う 沖縄?本土は冬の温度も当然生存に不向きなうえ、発芽に適した地温にも上がってないと思う 1つの株からだけ種をとり続けてると弱くなるだろうな 複数の個体から採種したのを混ぜて植えた方がいいの?
選抜して固定することとの兼ね合いに悩む。 自家受精だと弱くなりそうだな。
強い固体同士受精させて継続して強い固体を作らなきゃいかん。 育種学の本をざっと読んでみたいけど、どれも高いね。
数が出ない専門書だからだろうけど。
つまみ食いしてる知識を体系的に整理したい。あちこち知識の穴があるし。 一般的には、F1から採った種が不稔になるわけではなく(稀に不稔の場合もある)、
単に同じ形質のものに育たない(大抵バラバラになる)というだけなので、育つことは育つでしょう。
新品種の開発も、F2、F3とやっていって選抜したりするので、
余裕があるならそういうのをやってみるのも面白いかも。 ただ単に闇雲に自家採種を繰り返すんじゃなくて、どういう方向性で選抜していくかが一番大事だよね。 山野草の自家採種やってる。
たいていのモノは、自分の家で種から育てると、
最初育てにくかったのとは別物みたいに育てやすくなるね。
採種〜発芽に至るまでに一癖ある種類が多くて大変だけどね…。 獲得形質は遺伝しないはず……だけど実際にやってみるとそういうことあるよね
エピジェネティックな環境適応の仕組みでもあるのかしら? ホソバタイセイ(ウォード)を自家採種しようと思ってるんだが
これってやっぱり自家不和合性だったりするのかな
去年の猛暑を生き残った唯一の株なんでこれが実ってくれないとアウトだ
一向に実る気配が無ぇ… アブラナ科は基本的に他殖性だよ
仮に1株だけ育てて種ができたとしても、子孫は弱くなっちゃうよ
最低でも10株ぐらいで維持しないとだめだろう やっぱりそうか…
ルナリアなんかは一本植でもバカスカ実るのにな
ヘリオフィラも果実が面白いからと拉致ってきたミヤガラシも確かに結実が悪い >>92 とはいえエピジェネティクスだと、事前にその形質や性質が準備されてないと、いざ故郷と違う環境で違う遺伝子のスイッチをオンにしようとしても、
何も引き出しに入ってないってことになるしな
熱帯植物って遺伝子が多様なように見えて、実は引き出しの数や中身が少ないのかな。未だにポインセチアやハイビスカスが年中戸外で育てられるようになってない
大体耐候性がつくものって、寒冷地のものを温暖地に引きずりおろした場合だな 採種したアスパラ種は芽が出ないのにこぼれ種からは発芽してた >>92
>>93
植えたら遺伝子が変化していくということではなくて、
たくさん植えた中から環境や育て方に適応してよく育つ個体を選別してその種を採種することによって
結果的に環境に合ったしっかり育つ遺伝情報が選ばれて固定化されていくってことでしょ
環境適応しない遺伝子の種は発芽しなかったり弱々しかったり種が取れなかったりして衰退していく 無意識に育種の一手法である純系淘汰法を行ってるって事だよね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています