>>32
まず最初は国王への謁見。
「偉大なる国王陛下と、美しき王女殿下に至高の野菜を定期的に献上したく存じます」
これで配送業起業許可の勅令をゲット。
王宮御用達の看板があれば、他人にマウントするためなら金を惜しまない、
いやむしろ商品が高価であればあるほど喜ぶ貴族達は絶好のカモ・・げふんげふん、
新興企業を援助してくださる素晴らしいパトロンになっていただける算段である。

続いて後で難癖をつけてきそうな王宮官僚、地区司教、各種ギルド長をご招待し
接待と賄賂、もとい山田領特産の黄金色のお菓子を進呈。
取引現場は「こんなこともあろうかと」的事態を想定して
王宮錬金術師の「嬢ちゃん」にこっそり念写しておいてもらう。
聖協会総本山への寄進と、教皇猊下個人にもお菓子を進呈。
ここまでが地盤固めである。

次回「起業準備その3」
まだ続く。