蜘蛛の巣、好きだなあ

あと昔、庭の小さな木に張られた直径40センチくらい?の巣に小さいコガネグモがいるのをなんとなく見てたんだが
そこに、風が吹き小さな葉っぱのかけらみたいなのが上から落ちて巣の端っこに引っかかった
するとその小さな蜘蛛、ジリジリとゆっくりそこににじり寄っていって、あの長い脚で丁寧にその葉っぱを掴み、網に絡まっているのをほぐし、つまんで、ゆっくりと離し下に捨てた
小さな葉っぱのクズはひらひらと落ちていった
それを丁寧に繰り返し、2〜3枚あった葉っぱのかけらを実に丁寧に巣から掃除したあと、また満足気に巣の中央の定位置に戻っていって居座った
そのゆったりと落ち着いた物腰、丁寧にゴミを取り除く仕草が実に起用で板についていて人間らしく、まるで茶の湯の作法のようで
好感をもったものだ