ありゃ、先を越されちまった。でも、訳が複数あった方が参考になっていいでしょう。

>>591
ファンと「ジャーナリスト」双方のおめでたさはほとんど理解不能の域にあるが、
これは以前からずっとそうだった。この手の人間が近年いかに増殖したかは笑い
を誘うほどだ。

その原因の一端はファン層の均質性にあると言えよう。これらの人々は皆そろいも
そろって自分たちのチームの力を信じたがっているが、事実と虚構を見分けることが
苦手である。その支援のありさまはあっぱれなものであるし、敬意に値するけれども。

もっとたちが悪いのは「ファン・ジャーナリスト」の存在である。彼らは大きな
試合の前になると決まって自分たちの選手がいかに優れたプレーヤーであるか、
いかに優れた戦績が期待できるかを矢継ぎ早に記事で書き立てる。これまで長い間
こういう見方を提供してきたスポーツ担当記者は、今頃はもう、フィクション作家
になっていてしかるべきなのである。