まあそれが普通の小市民の反応。奴らは先の事など何も考えてはいないからな。
日本の総人口は2060年には8000万人、2100年には4000万人を割るともいわれている。
それだけではない。自由貿易の進展で関税がどんど下がってる。
最近ではEUとの自由貿易協定で10年以内に日EU間の関税もほとんどゼロになる。
ほかにも環太平洋、ASEANやインドとの自由貿易協定もある。

つまり国内市場がどんどん縮小するだけでなく、海外からもどんどん製品やサービスが
押し寄せてくる。最近じゃアマゾン通販常用してるやつも多いだろう、
アマゾンはグローバル企業だから当然、海外製品も多く出品されている。

だから今、国内だけでなんとかなってる。なんてのは今後も何とかなる保証には全くならない。
従来日本は海外相手の商売なんつっても大企業の製造業が大半で、外人相手に直接サービス
提供する訳じゃないから英語が必要な人員もごく一部で済んだ。
これが今後は、国内市場が縮小する一方だから従来国内で完結したサービス業、小売業も
含めてほぼ全産業が海外市場を意識しないと生き残れない環境が今後日増しに強くなる。

国内労働者は関係ないだろう。と思ったら観光客も受け入れなきゃで、
そこらのバイト店員ですら英語力が就職を左右されるようになる。
そんなこと言っても人手不足だから大丈夫だろう。と思ったら優秀な外国人労働者を
受け入れる企業が有力企業として台頭し、優良企業は社内英語化。英語できない奴には
割の悪い仕事しかなくなる。こうして真綿で首を絞められるように英語できない奴の
立場はどんどんなくなっていく。それに気づくのが遅い奴ほど落ちぶれる。

まあそんな馬鹿ばかりじゃ、国ごと沈むから政府や企業もいろいろ手を打ってくる。
学校の授業英語化も悪くはない。英語だけで英語を教える。
これは効率面ではあまりよろしくない。だか、英語しか喋れない。となりゃ、
英語できなきゃ恥をかく環境が生まれるからな。状況を中々呑み込めない
頭の悪い小市民にも、英語をやらなならん必然性が出来る。
先を見据えた第一歩としては悪くない施策だ。次は小1から英語必修。
高卒までに英検1級合格を必修化。旧帝大学、理系大学院、1流企業は英語公用語化する。
あたりだろうな。