>>902
母音であれば、上寄り補助記号は開口度の小さく(狭く)なり、下寄りの補助記号は開口度が大きく(広く)なると考えれば良いですよ。
IPAの母音図を見ていただきたいのですが、例えば[o]よりは広い(開口度が大きい)が[ɔ]よりは狭い(開口度が小さい)母音をIPAで表記したい場合、
[o]に下寄りの補助記号[ ̞ ]を付けて[o̞]と表記したり、[ɔ]に上寄りの補助記号[ ̝ ]を付けて[ɔ̝]と表記する感じです。
[ɐ]に上寄り記号が付けば、IPAの母音図で示す[ɐ]の音より狭く([ɜ]まで狭くはない)、下寄りの記号が付けば[ɐ]より広いという意味です。