つまり木版印刷本が主流になった時代から、いったん筆文字の立場が危うくなったという
昭和平成みたいな現象が一旦起きてる。もっとも手書きは手書きで、貴族の間では揺らがなかったと思う。
そこで、フォントにするならどの体がもっとも正式と言えるのか?が問われだし、
それならということで王義之よりさかのぼって隷書体風も混入し、財前さんの記述のように
明朝体らしきものが一旦出来上がってくる。なお活字技術が導入された後にも、考証学と康煕字典による一大整理が起こり
本字の定義もまたひと変遷する。あらすじでいうとこうなる。
そもそも初唐風の楷書の典型という形態に正統の冠を授ける考えは後に形成された一つの主義であって、
明朝体や字典体も時代の下った文化だ。しかも手書き文字の書法にも往々反作用を与えただろう。
そこで確実に判読できることが保障されていれば誤字ではなく、「どう書いてもよい」と結ぶことになるのであろう。
それが芸術的であるかそうでないかの判断は受け止める人の教養による。むろん、字典体によっているから芸術的でない、などと断定はできるものではない。
手書きにつけ印刷につけ、正式書体そのものが、時の権力者に統制されたりしながらも、
書き習わされ、読み習わされた方法から導かれたものだからだ。

って、モジャモジャくんが言っていましたよ。いやだわもう軽く小論文みたい。
その前の>>439も彼が拾ってきましたよ。目を見開かれる思いがするべ?おれは、した。
こういう未知の扉はまずもって開かないくせ、誹謗中傷ばっかりしたりウザイとか抜かしたヤツは読むなよ!