鹿児島で逮捕 わいせつ神主は「国立博物館」元主任研究員
2017年1月12日 日刊ゲンダイ
 
鹿児島市の金光教神主、行徳真一郎容疑者(50)が11日、強制わいせつ容疑で
鹿児島中央署に捕まったが、この行徳容疑者、実は日本最古の博物館である
東京国立博物館の元主任研究員で、そのうえ14年前の2003年にも強制
わいせつ容疑で現行犯逮捕されていた。

ちなみに金光教は岡山に本部がある神道系新宗教で、その鹿児島協会で神主を
していた行徳容疑者は、九大文学部卒業後、文化庁の文化財調査官などを経て
国立博物館という、超アカデミックな経歴の持ち主だ。

「国立博物館の主任研究員といえば全国の学芸員の頂点で、まさにエリートです。
行徳さんの専門は日本絵画で、仏教美術に詳しく、まじめで優秀と評判でした」(同館関係者)

ところが、行徳容疑者は主任研究員だった03年3月、さいたま市のJR大宮駅構内で、
当時18歳の女性に「バイトをしないか」と声をかけて通路わきに連れて行き、
自分の下半身を無理やり触らせて捕まった。

「罰金刑を受けた行徳さんはその後、降格処分され、数年ほど国立博物館で働いていました。
ところが、金光教の神主だった父親が06年に亡くなり、後を継ぐような形で09年に神主に。
東日本大震災の被災地を“巡礼”するなど熱心に活動していました。父親の死後は母親と
2人暮らしでしたが、昨年、母親が亡くなり、今は1人暮らしです」(知人)

今回の逮捕容疑は、12年5月、鹿児島県内の路上で当時20歳の女性にかけ、
付近のビルに連れ込んでみだら行為をした疑い。