ヤマダ電機は、
Twitter上で「Nintendo Switchを購入しようとしたら
“単品販売はできないがネット開設を申し込めば購入権が得られる”と言われた」
とするツイートが投稿され「抱き合わせ商法で独占禁止法違反ではないか」とする指摘が
相次いでいた件について、抱き合わせ販売を否定するとともに謝罪文を発表した。

 ヤマダ電機の発表によると、
同社は6月からNintendo SwitchとWi-Fi接続機を同時購入した人に向けて
Nintendo Switch用ソフトをプレゼントする販売促進策を実施していた。
ところが、「Nintendo Switchを単品で購入することはできないが、
Wi-Fi接続機器とセットであれば購入できるので、
Wi-Fi接続機器の購入をお勧めする」と不適切な説明をされたとする意見が客から寄せられた。
同社はこのような販売方針を一切認めていないという。

 ヤマダ電機に問い合わせたところ、
Twitter上で指摘のあった投稿についてはネット上で言及された店舗を含めて調査し、
一部の店舗で類似の事実があったことは確認しているという。
しかし、独占禁止法で禁じられている抱き合わせ販売を実施したという事実はなく、
Nintendo Switch以外の商品についても同様の調査結果だったとのこと。
今後については、「具体的な状況を把握した上で、
適切にキャンペーンを実施していく所存です」とコメントしている。

 なお、Twitter上で投稿された内容が仮に事実だった場合どのような問題があるのか、
廣江綜合法律事務所の廣江信行弁護士に聞いたところ、
「抱き合わせ販売が違法になるかは“不当に”なされたか否かなど、
具体的な事実関係に照らして厳密に検討する必要があります。
単体販売の在庫とネット開設申し込みで購入権が得られる分の在庫とで、
Nintendo Switchの製品自体が異なっているわけではないため、
別個の商品について、抱き合わせ販売をしているだけと評価できる」と語った。

8/8 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1708/08/news092.html