>>249
ハングルがインド系文字から受け継いだものは
・「単音字母の組み合わせによって音節文字を構成する」という原理
・子音字母の調音点ごとの原型となる字形と母音字母の一部の字形

という文字の本質に関わるものであるのに対し、
仮名が漢字から受け継いだものは
・字音と字形の一部
だけ。漢字の本質たる表意的要素(表語的要素マイナス表音的要素)はゼロ。

仮名と漢字の違いを挙げたほうが分かりやすい。
仮名は漢字の中の表音的要素(声符)を使わず、
ランダムに特定の音を持った表語的要素から字形を借り、純粋に表音的に使った。

これは古代エジプト文字の表音的要素を使わずに表語的要素から表音文字を作った
シナイ文字(現存する大多数のアルファベットの祖)と同じ抜本的な換骨奪胎。
文字としての独立性はハングルよりはるかに強い。