>>253
シナイ文字は紀元前1500年頃に作られたが、古代エジプト文字との関係が
はっきりしたのは19世紀以後。それまでの三千年間は遺跡に埋もれた未発見の文字だった。
その原理だけがはるばる日本まで伝わる可能性は無いと言っていい。

ひらがなは漢字の草書体から、カタカナの多くは漢字の部首から作られたが、
それ以前に漢字を表音的に使用する万葉仮名があった。万葉仮名は漢字の訓読と
表音的使用の併用だが、後者は漢字の構成・運用原理「六書」の一つ「仮借」の原則
に則っている。ベトナムのチュノムの一部にも仮借による字(漢字の原義を離れた表音的固有語
表記)がある。ヒントなしで漢字から独自に表音文字を作ることは可能なのだ。

シナイ文字からはフェニキア文字が生まれ、そこからギリシア文字、ラテン文字、インド系文字が
生れた。韓国のクリスチャンは古代ヘブライ人がかつて旧約聖書を書いた文字と連なるハングルを
使っているのにそれを知りもせず、「民族の独創」という捏造された歴史を崇めているのだ。