教育うんぬんについてもキャスター、俳優ともに意識的に行っている

学術的な本ではないけど「ドン・キホーテのロンドン」っていう
鴻上尚史がロンドンのアクターズスクールに通ったときのことを書いたエッセイなんかには
イギリスの俳優教育の現場での言語教育が描かれていたりするし

BBCやCNNの「キレイな」英語がイギリスやアメリカでの実際の言語使用とズレてるなんてのは
現地に行って見れば真っ先に気が付きそうなものなのに


AAVEみたいなのが上流階級からみたら人間の言葉ですらないってのはある意味正しくて
長らく「標準英語を理解できない愚かな人達による文法的にもめちゃくちゃなだけの出鱈目な言語使用」だと思われてきた
そうした偏見に対して、AAVEやコックニーやクレオールetc.にもその変種内では体系立って成立している規則があるんだと
ラボフが証明して見せたことから社会言語学は大きく発展したりするわけで
ラボフ以後の世界を生きる我々はラボフ以前の「誤解」を引き摺るべきではないと思うが
まあ個人の信条についてとやかく言うのもアレなのでこれ以上の口出しは慎むことにする