>>131
独立後のモンゴルがラテン字化→10年前後でキリル字化の制度変更を経験したのは
ソ連領内の少数民族語政策とまったく同じ運命をたどったにすぎない
特にモンゴル系・チュルク系・イラン系の諸言語は伝統的文字を捨てさせられた
無文字民族の場合はラテン字化の頃に革命委員会ができていなかった民族は最初からキリル字化
衛星国にすぎないモンゴル政府の自主的判断なんてものがあの時代にあったのか非常に怪しい
大体において革命初期のコミンテルンがつぶされてスターリニズムに傾倒していく過程で起こったこと
ソ連が国際共産主義革命を捨てて一国社会主義に路線変更していった結果だ(「一国」には衛星国も含まれる)

あと、蒙古文語はアラビア文字ではなく、もっと古いアラム文字から派生した古典ウイグル文字で書かれる
(現代ウイグル文字はアラビア文字由来だがそれとは別系統だ)
母音文字が貧弱なのが難点だなんて、よく知らない者が浅い知識でものを言う典型の大きなお世話
母音調和という法則によって、語幹の最初の母音がわかれば後は接辞まで前の母音に同化するので
慣れれば母音をいちいち書き分けるのがうっとうしくなる