『日本語教師のための言語学入門』小泉保 著に語と句の区別について書いてあったんで、抜書きしてみる。

第4章 統語論
1. 文の分析
1.1 語
b. 語と句

2つ以上の語が集まって句を作るのであるが、語と句の境目がはっきりしない場合がある。

日本語の「たけのこ」は「たけ・の・こ」と3語からなるのか、そのまま1語と見なすべきか。
アクセントの面から観察すると、「タケ」は平板型で2拍子目が高い。
「コ」は低である。
しかし、「タケノコ」全体は平板型に属する。
このように、語と句の違いについて、アクセントの型を参考にするのも一策である。