p・f音がh音に、u音がo音に変わりやすいのが閩南語のようだ。
台湾で白話字(教会ローマ字)を基に2006年に正書法のローマ字表記を定めたときには、白話字のoをuに替えたというから、閩南語が河北語のu音をo音に発音することは普通に行われていたということだ。

呉音の富(フ)音ではなく閩東音の富(ホ)音でもってオホ(大)のホ音に当てたのは、鍛冶職人集団が閩東地方の出身だったからだとみることができる。