>>43
確かにそういう一面もあるけれども、それと同時に関西への共通語化の影響の方が遙かに大きかった。
1992〜97年の平成前半に大阪府の河内地域で行われた調査では60代・40代・20代で方言が失われていく様がはっきりとわかる。
60代では過半数が使っているのに、20代では10%以下しか使われなくなった・あるいは絶滅した言葉を挙げると
「アカイ(明るい)」「アモ(餅)」「イッケ(親戚)」「オタヤン(お多福)」「カンコクサイ(焦げ臭い)」「ケナルイ(羨ましい)」「コート(地味)」「ココロワルイ(気持ち悪い)」「コロコブ(転ぶ)」「シリコブタ(尻臀)」「ソーレン(葬式)」「チョーズ(洗面/便所)」「チン(お駄賃)」「ツラクル(吊るす)」「ナヤム(取り扱う)」「ニドイモ(ジャガイモ)」「フタイトコ(はとこ)」「ヘキル(仕切る)」「ホゲタ(悪口/口答え)」などがある。