>>201
無闇矢鱈に字番地を変えようとした例と言えば、宮城では仙台空港アクセス鉄道開業に合わせて杜せきのした駅の付近がまんま「杜せきのした○丁目」という何か……味気ない住居表示に変わりました。
元々の字茶畑前、字日影前、字六角なんていう字名地番が、消滅はしないものの領域が結構削られたようです。

ついでですが今回も、新規・追加を失礼します。

「嶬」JIS第二水準
福井県越前市春山町 字嶬峨山、東樫尾町 字嶬峨山(ぎがやま?)
http://www.pref.fukui.jp/doc/koukaihou/fukuikenpou/kenpouh2101_d/fil/002.pdf(1p)

「石+(燗-火)」JIS第三水準
三重県多気郡多気町平谷 字垣[石+(燗-火)](かきはざま)
http://www.pref.mie.lg.jp/PDF2/KENKOHO/H23/E-H230921-11092101.pdf(25p)
http://www.pref.mie.lg.jp/SHIGEN/HP/chika/chika10/10data1.htm(住居表示欄に注記あり)
http://www.jyutaku.co.jp/Chika/?id=39976(『垣ハザマ』表記)

「{(鹵-※)<(俎-且)}/木」U+3B9A、JIS X 0213外
→以下、便宜上「●」でこの字を代用します
千葉県夷隅郡大多喜町三又 字●野木台(くりのきだい?)

『千葉県埋蔵文化財分布地図(4) -安房・夷隅地区-』(昭和63年3月25日千葉県文化財センター発行)の8P大多喜町の欄、上記の三又の字名の場所に「●野木台遺跡」が所在するとの記述あり。ウェブ検索では遺跡も含めてヒットせず。「●」の字は「栗」の字の古字です。

この千葉県の埋蔵文化財地図は、自分の大学の書庫にあったのですが、他年次発行版等他のバージョンがあるので少し調べてみます。