「気にならない」のではなく明らかに「嫌っている」と思う。
♀と異なり、種付けをすることで持てる子孫の数に制限が加えられる訳ではないはずの人類の♂であるが、
ブサイクな♀を嫌う理由はなんなのだろうか?

◆仮説1:病気の感染を恐れる
「こいつは病気持っていて感染るかもしれない」と外見から判断し、接触を避けている。
カエルやミミズを怖がる感覚と似ていて、その個体の「何か」が自分の体内に入ってしまうことを本能的に嫌悪している。

◆仮説2:現生人類が一夫一妻を前提とした種である
20万年前と言われる誕生時に既にそうだったのかもしれないし、
社会制度の中での小進化の蓄積がそうさせたのかもしれない。
その結果、♂にも♀と同様の「慎重なパートナー選び」の必要が生じた(理性ではなく本能レベルで)。
原始的な生活をしている集団の多くが文明人の感覚で動物的な外見に見えることも
彼らには強力な性選択は働いてこなかったと考えると納得できる。