▼レヴィン(旧ソ連の人類学者)
『シベリア抑留者1万人を調査した結果、近畿人は朝鮮人とほぼ同じだが、東西へ向かうに従い日本人となっていく』

 レヴィンは、第二次大戦直後、シベリアに抑留された元日本兵約1万300人を調査。朝鮮半島では、一重まぶたに伴い涙丘がまぶたで覆われる「蒙古ひだ」が多いが、日本では近畿に最も多く、東西へ向かうにしたがって少なくなることを指摘した。
 レヴィンは頭の形態や身長、ひげの濃さなども調べた結果、「日本人には、蒙古ひだが小さくひげが濃いアイヌ系要素と、蒙古ひだが大きくひげが薄い朝鮮系要素という二大要素がある」と分析。
 「アイヌ系」は縄文人の古い特徴を受け継ぎ、近畿に多い「朝鮮系」は弥生以降の渡来人の新しい特徴を持つという。
(産経新聞,2008年8月)


京都と江戸とは女のひたひつき、髪のはへぎはかはるなり
又都がたの男は、すねに毛すくなし
関東の男は皆すねに毛ぶかくおふる也
生れ付てかはり有
(津村淙庵『譚海』庶民生活史集成8)

津村淙庵は京都出身


関西人には細い目をした髭の薄いのっぺり顔が多い。
(講談社『日本人の起源』中橋孝博/人類学者/奈良県出身)