民主党と維新の党が合流し、3月27日の旗揚げが決まった「民進党」。野党結集の受け皿を目指すが、党名決定直前の世論調査(朝日新聞)では「期待しない」が57%で、「期待する」の31%をはるかに上回った。船出は前途多難だ。

一方、「男を下げた」と言われる大物議員が2人

「筆頭は細野(豪志・民主党政調会長)。昨年から新党結成の動きを見せていて、側近議員は『新党を作って岡田代表を代える』とまで言っていた。

この大事な時期にポスト狙いの権力闘争を仕掛けるなんて。
党内を動揺させたことで、彼が代表になる日は遠ざかった」(前出の民主党議員)

 ある民主党幹部も言う。
次は党重鎮から問題発言が飛び出した。野田佳彦前首相だ。
 野田氏は今月3日、都内で開かれた集会で野党結集について言及し

「一番足を引っ張った(小沢一郎)元代表さえ来なければ、後は全部のみ込む」

 と発言。首相時代、消費増税などを理由に民主党を離党した小沢氏を、新党に参加させない考えを示した。

「党内で小沢アレルギーがあるのは確かだが、与党民主党から大量の離党者を出し、2012年の自爆解散で大量の仲間を落選させたのは野田さんじゃないか。

責任をとって議員を辞めるべきだ。新党が政権奪取するには、小沢さんの知恵を借りなければ実現できない。頭を下げてでも入党してもらうべきなのに」

政権担当能力を磨くために必要なものとは何か。それは、大局を見ない“困ったちゃん議員”の軽口癖をやめさせることだろう。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160323-00000001-sasahi-pol