仙台市長選 郡氏ややリード 菅原氏追う
 任期満了に伴う仙台市長選(23日投開票)で、河北新報社は9〜11日、電話による世論調査を実施し、取材による分析を加えて序盤情勢をまとめた。
元衆院議員郡和子氏(60)が知名度を生かしてややリードし(民進、社民支持の共産、自由が支援)

会社社長菅原裕典氏(新人で体調が悪く知名度もない)が追っている。

元衆院議員林宙紀氏(39)が続き、元衆院議員大久保三代氏(40)は伸び悩む。6割が態度を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。

 民進、社民両党が支持し、共産、自由両党が支援する郡氏は、民進支持層の7割、共産支持層の8割弱、社民支持層の9割を固め、公明党支持層と無党派層からも3割を取り込む。
男女とも若年から高年までの全世代で先行する。地域別では泉区以外の4区で上回り、職業別では民間企業、主婦、無職の支持が厚い。

 自民、公明両党と日本のこころが支持する菅原氏は、自民支持層の4割、公明支持層の5割弱を固める。男女とも40〜60代以上の中高年層で郡氏に次ぐ支持を得ている。

地域別では地元の泉区でトップに立ち、他の4区でも郡氏に続く支持を集める。職業別では公務員・団体職員、自営・自由業に浸透している。

 林氏は、日本維新の会支持層の7割弱を固める

男女とも30代以下の若年層から郡氏に次ぐ支持を集めている。地域別では泉区で比較的強い。職業別では自営・自由業や農林漁業のほか、学生からも一定の支持がある。
 大久保氏は広がりを欠いている。
 投票先を「決めている」「だいたい決めている」との回答は4割。前回2013年の市長選の投票率は過去最低の30.11%で、投票率の行方が情勢に影響を及ぼす可能性もある。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170712_11021.html

<仙台市長選>菅長官逃げ腰 報道陣に演説見せず

 菅義偉官房長官は15日、23日投開票の仙台市長選で自民党が支持する会社社長菅原裕典候補(57)の激励で仙台入りした。
菅氏は先月に続く来仙だが、今回は報道関係者をシャットアウトして演説。安倍内閣の支持率が急落する中、政権の要が「逃げ腰」の印象を与える形となった。

出席者によると、菅氏は「菅原さんは残念ながら知名度がない。陣営も一つになりきれてない」と分析。

演説会場から急きょ報道関係者を締め出した対応について、自民関係者は「市長選は決して芳しい情勢ではない。惨敗した都議選に続き『官邸が応援に入ったのに劣勢だ』と見られるのを避けようとしたのではないか」といぶかった。

安倍内閣の支持率は学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題などで急落。時事通信の直近の世論調査では29.9%で、2012年12月の第2次安倍政権発足後初めて3割を切った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170716-00000005-khks-pol
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