小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」への合流方針を巡り、
民進党宮城県連が30日に仙台市青葉区のホテルで開いた幹事会は衆院選(10日公示、22日投開票)の立候補予定者や地方議員の不満が一気に噴出した。
希望からの公認見通しが立たないことへのいら立ちも相まって、協議は荒れ模様となった。

 「(合流には)納得できない。私たち地方議員は使い捨てにされるのか」。非公開で行われた幹事会で口火を切った女性県議は「こんな政党なら出て行く」と怒りをぶちまけた。

宮城5区に立候補予定の安住淳県連代表が「使い捨てにされるのはわれわれ候補者だ。公認を外されたんだぞ」と声を荒らげて応戦。
周囲が「腹を立てているのは全員同じだ」と2人をなだめたが、女性県議は開始約20分で部屋を飛び出した。

記者会見した安住代表は「激動の1週間だった。どうなっているのか心配している人は多い」と語り、怒号が飛び交った状況については
「マイクがなかったから大きな声を出さざるを得なかった」と取り繕ってみせた。

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