共闘の見通しは暗いな

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 9日閉幕した特別国会で、野党の安倍政権への追及は迫力を欠いた。一枚岩になれず、政府・与党に付け入る隙を与えたためで、衆院選に先立ち民進党が分裂したことが最後まで響いた。来年1月召集の通常国会に向け、課題を残した形だ。
立憲民主党の枝野幸男代表は8日、特別国会を振り返って記者団に「われわれの主張をしっかりとぶつけ、政府の問題点を明らかにする役割も一定程度果たせた」と語った。一方、希望の党の玉木雄一郎代表は「野党連携の強化を模索していく。それぞれ主張があるにしても、力を合わせないと政府・与党の思うつぼになる」と自戒した。
立憲は日本維新の会を除く5野党に呼び掛け、年明けから6野党国対委員長会談を定例化したい考え。立憲の辻元清美氏は「雑音や不協和音をチューニングし、一つの大音量にして与党にぶつけていく通常国会にしたい」と意気込む