自民党の様々な方が「審議拒否はけしからん」という世論づくりをしているが、今日はチラシを持ってきた。

「審議拒否(の理由)は与党にあり、国会審議を尽くせ!」。
作者は我々ではない。2010年の(野党だった)自民党がつくったチラシだ。

 当時の報道を見ると、子ども手当(法案)の審議入りを予定していた衆院本会議の開会5分前に、
議長室前に自民党議員が集まってプラカードをテレビカメラに向け、
(民主党の)小沢(一郎)幹事長の証人喚問などを訴えていた。

 小泉進次郎議員は「なぜ審議拒否なのかを国民に伝えないと(いけない)」。
大島(理森)国対委員長は「むちゃくちゃな国会運営は大きな禍根を残す」と(述べていた)。

 よくその口で言えるなという発言が(いま)自民党幹部からも相次いでいる。
3年3カ月の民主党政権で自民党が欠席した委員会の数は(希望の党の調査で)85回。
だから(審議拒否して)良いという話ではなく、(与党が)強引な運営をする中で審議拒否の
判断にいたるケースはあり得る。だからこそ(与野党第1党の)立憲民主党と自民党は
双方歩み寄り、国会の膠着(こうちゃく)状態を打開して頂きたい。(記者会見で)

https://www.asahi.com/articles/ASL4W3W2ZL4WUTFK00N.html