>>289
僕もその時代を生きた訳ではないから想像でしかないが、豊臣秀吉の天下統一から西南戦争に至るまで、中央政府が軍事力を背景に地方を支配していたのが、終戦でその軍事力を失った。
戦後すぐの日本はエネルギーも食料も地方に頼らざるを得ず、結果、軍事力以外の手段で地方を日本につなぎとめる方法を考える必要が出てきた。
特にエネルギーの主力である石炭を採掘する地方の炭鉱労働者や、食料を地方から中央に運ぶ鉄道労働者は、社会主義勢力の応援を得て団結し、使用側(≒中央政府)と対立していた。
ネットもなく、地方の声を中央政府に届ける手段が国会議員しかない時代、中央政府が国会議員の数を減らすと言い出せば、地方の一般住民が労働者側=社会主義勢力についてしまい、地方の要求を通す手段として中央へのエネルギー・食料供給を途絶させてしまうのではないかという危惧を抱いたとしても不思議ではない。