「創価学会から除名する」──。埼玉県坂戸市の会社員、篠澤協司氏(52歳)の自宅に、学会からその「通知書」が届いたのは、昨年12月末のことだった。

21歳のとき、幼なじみから「折伏(しゃくぶく)」を受けて学会に入会して以来、機関紙「聖教新聞」の啓蒙や公明党の選挙支援にまい進し、
地域の幹部を歴任した熱心な会員だった。その篠澤氏にとって、除名は信仰を絶たれる「極刑」(篠澤氏)に値する衝撃的なものだ。

本誌は、世間に公開されていない学会の「会員規程」を入手した。それによれば下図に示した通り、@〜Cに該当する行為があった場合、
「会員を処分することができる」と規程されている。篠澤氏は@やBには該当せず、「執行部批判」がAやCの「ふさわしくない行為」に抵触したと判断されたもようだ。

すると座談会などの連絡は途絶え、会員と道で擦れ違っても無視される“村八分”となった。

 学会本部の監正審査会に不服を申し立てたが、処分が覆ることはなく今年8月に除名が確定。だが篠澤氏は「先生と日蓮大聖人の御書に照らし何ら間違ったことはしていない」と信じ、今も朝夕の勤行を続けている。

除名を突き付けられた会員は篠澤氏だけではない。東京都八王子市の主婦、鎌田有子氏の自宅にも今年7月、通知書が届いた。
“粛清”のターゲットにされたのである。

迫る“Xデー” ポスト池田時代へ学会内部にひずみ
池田氏が10年に表舞台から姿を消して久しい。脳梗塞説がささやかれるが、
90歳となった池田氏の死期はそう遠くない将来に訪れる。ある会員は「名誉会長の存在があったからこそ学会はここまで大きくなれた。今後は一気に求心力が落ちる」とみる。

「今の学会は宗教法人ではなく 単なる政治集団だーー」
学会に尽くしてきたという男性は語気を強める。

 「池田先生がつくった学会は、完全に乗っ取られた。今の学会は宗教法人ではなく、単なる政治集団だ。」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181010-00181607-diamond-soci&;p=1
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