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国民、合流議論本格化 「分党」有力、難航なら「分裂」も
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/373793?rct=n_politics

国民民主党は12日に両院議員懇談会を開き、立憲民主党の枝野幸男代表が呼び掛けた野党合流構想を巡る議論を本格化させる。両党が解党した上での新党結成や、国民民主が解党して立憲民主に吸収される案は拒否感が根強く、国民民主を「分党」した上で一方が立憲民主に合流する案が有力視される。
国民民主内の議論がまとまらなければ、少人数の立憲民主入りや、党分裂の可能性もある。

国民民主の玉木雄一郎代表は枝野氏に「対等な立場での交渉」を要請し、新党案を念頭に置く。だが、枝野氏は一貫して立憲民主に加わるよう主張しており、新党には否定的だ。

道連代表の徳永エリ参院議員は10日の札幌市内の会合で「ただ固まりをつくるだけではだめだ」とクギを刺した。

合流の方式が注目されるのは、国会法が比例代表で当選した議員が選挙で競合した他の政党や政治団体に移ることを原則禁じているためだ。
国民民主は衆参計60人のうち、半数近い29人が比例当選。立憲民主との合流に参加するには、「新党」「吸収」以外の手段は「分党」しかない。

分党も一時的に解党する必要はあるものの、合流しない側の党は党名を引き継ぐことなどが可能となる。
2018年には当時の希望の党の多くの議員が一時的に「国民党」を結成。その後、この党と参院を中心とした民進党が合流して現在の国民民主となった。
残った議員は分党して「希望の党」の名称を引き継いだ。国民民主中堅議員は、同様の手法が現実的とし「今後、党内で分党議論が活発化する」とみる。