1833年にイギリスが奴隷貿易を禁止しために、19世紀後半には黒人奴隷労働に依存できなくなった。それに代わって急増したのがアヘン戦争に敗れた中国からの移民
中国(清朝)は1842年の南京条約で開国させられ、さらにアロー戦争後の北京条約で中国人の海外渡航が認められて以来、中国人労働者が安価な契約労働者としてアメリカに連れていかれるようになったのだった。彼らは苦力(クーリー)ともいわれ、実質的には奴隷と同様の扱いを受けた
中国系の移民(苦力)は、黒人奴隷制が廃止されたために代替の労働力として急増し、カリフォルニアの金鉱開発や大陸横断鉄道建設の労働力として使役され、アメリカの産業革命を支えていく
彼らの中には南洋華僑としてアメリカに定住するものも増えていった