0014日本@名無史さん
2014/01/24(金) 17:21:37.59>>8で紹介した服部本は、中世〜近世の被差別民について研究した書物で、
被差別民そのものの諸相を研究したPart1が全体の3分の2、秀吉や秀頼
を研究したpart2といえる部分が残りを占める。
で服部本の主張では、
秀吉は、自ら選んで淀に男をあてがい、長男鶴松が生まれた。
鶴松が死んだので、秀吉が名護屋城につめている間に、淀はみずから
男を引き込み、秀頼を妊娠した。
あとで築いた秀吉は、激怒して、手引きした侍女や従者たちを処刑した
が、淀本人は許し、秀頼も実子として認知した。
大阪冬・夏の陣で豊臣恩顧の大名たちが、ほぼひとつの例外もなくあっさり
豊臣家の滅亡に加担したのは、秀頼が秀吉のタネではないことが周知だった
ため。
秀吉が、
・淀に男をあてがう。
・秀吉が、自分のタネではないと知っていながら秀頼を実子扱い
などを行ったメンタリティーの実証が、本書Part2のキモ。
要約・紹介する文章力はないが、なかなか説得力があったので、ぜひ自分で読んでもらいたい。
、