史料研究の最前線で日向を日向国に比定してたのは昭和中期くらいまでだろう。
日向の説明として「此地は韓国に向ひ、笠沙の御前を真来通りて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。故、此地は甚吉き地。」とあるのだから、カラクニと対峙せず、西側に1,500m級の連山がそびえる日向地方は夕日の日照る地にはなりえないというのが現在の通説。