>>157
>仍」を「かさねて」「さらに」「そのうえ」の用法で使ってる例はあるのかと聞いてるんだが

例としては、例えば元史に次の文章がある。
「仍敕樞密院具鎧仗,人各賜鈔娶妻,於蒙古、漢人内選可為率領者」
読み下せば:「仍(かさ)ねて枢密院に勅して鎧杖を具えしめ、人各(おのおの)に鈔(紙幣)
を賜りて妻を娶らしめ、蒙古、漢人の内に於いて選びて率領者と為すことを可とせしむ。」

仍を「かさねて」としたのは字源 https://jigen.net/kanji/20173 が示す四つの読み;
「よって、なお、かさねる、しきりに」から選んだものだ。
ここではフビライが先に生券軍のことで伯顔に詔したのち、「かさねて」枢密院に勅した、という
意味である。「率領」は軍を率いる意味に用いられるのが圧倒的。検索して確かめるべし。

さて、以上で私の解釈を示した。次は君の解釈を示してくれ。

>翌年の4月にかき集めた女と結婚させるとかタイムスリップでもしなければありえないから不足分
>を高麗から送らせたのじゃないか

時系列にすれば;
1273年2月 襄陽生券軍投降
1273年9月 生券軍大都着、征日本を拝命、同時に強制婚姻を命じらる。
1274年3月 高麗が結昏都監を置いて生券軍の妻となる女性の募集を始める。
1275年2月 生券軍高麗着
となり、時系列的におかしいところはない。結婚の命令から実現まで一年半かかっているが、
当時としてはこんなものだろう。