B 三国志魏書徐胡二王傳第二十七
>今汝先人世有冠冕 惟仁義為名 守慎為稱 孝悌於閨門 務學於師友。 
現在、貴方たちの先人(祖父の王澤と王柔)は、魏の世で冕を冠ぶる身分にあるが、ひたすら仁義を名誉と心得て、慎みを守ることを称賛すべき美徳と考え、家にあっては孝悌を尽くし、師友に学ぶ努力をした。

※のち魏の司空となる王昶が子や甥に書いた訓戒。
昶の父王澤は代郡太守、伯父柔は漢の中郎将。
王澤とその兄王柔は幼少の頃に郭泰(郭林宗128-169)に会っているが
王澤が郭泰に会ったのが西暦165年で10才の頃と仮定すると、西暦155年生まれとなり
魏の成立した西暦220年代には65歳?それから10年後とすると王澤が75歳?子の王渾7歳。