【応仁の乱】呉座勇一【日本中世史】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
地味な中世史を社会現象にした若い研究者
また新刊出したね この先生ねらーだよな
著書の中に2ちゃん用語使ってる 器が小さいんだよな
京都の山奥で捨て扶持喰っておしまい 『陰謀の日本中世史』読了。
立花京子と明智憲三郎がトンデモ扱いされるのは納得であるが、
プロの研究者もけっこう批判されてるな。まっとうな手法での批判だが。
桐野作人の見解が何箇所か肯定的に引かれていて、結構意外だった。
井沢元彦の名前は出てこなかったが、「世の無責任な陰謀論に警鐘を鳴らす」ための本書であっても、
井沢の名前は触れるのにも値しないってことかな。意外と評価してるのだったら面白いが。 >>7
仲悪いの? 同門じゃなかったっけ。
たしかに『陰謀の〜』で「いまだに坂本竜馬暗殺を薩摩の陰謀とする説が〜」ってこき下ろしてたが、
あれってひょっとして本郷先生のことかしら・・
本郷先生もどこかで呉座さんの応仁の乱を取り上げて、「戦争ってそんななまやさしいもんじゃないよ!」
って苦言呈してたが、先輩後輩のじゃれあいだと思ってた。 >>13
この程度ならじゃれ合いの範囲内だよ
ガチなら三鬼さんと山本さんみたいに学術誌でやるから
ただ、やる事は大した問題じゃないよ
研究者なんだからお互いの主張や意見の食い違いには敏感になって当然だもの
最悪なのは我が身可愛さでお互い褒め合いになって気持ちの悪い業界になる事 陰謀本読んでる。「本能寺の黒幕=イエズス会」説の、亡くなった立花京子が、
大昔は地道な実証研究をしていたと書いてあって、驚いた。 「明智光秀は落ち武者狩りで落命せず、天海和尚として家康に仕えた」という奇説を唱える人との会話。
俺「光秀が落命していないという根拠は?」
奇「光秀ほどの用意周到な人間が影武者を用意していないわけがない。だから死んだのは影武者」
俺「それ、根拠って言うか推測(妄想)じゃないの?」
奇「これだから史料至上主義の人は駄目なんだ。固定観念に縛られてる」
そら呉座さんに限らずまともな研究者なら、在野のトンデモとは話したくないと思うわw ゴザ氏って公家顔だよな。束帯(平安装束)が似合いそう。
磯田氏は育ちのいい武家顔。
本郷和人氏は、なんだろう、土倉の親分イメージ? 髭のせいかしら。
顏知ってる日本史研究者はこれくらい。
あ、倉山満氏がいるか。 >>18
え、ちがうの?
ちゃんと大学で政治史を学んで大学でも教鞭とってたと思うけど。 >>18
くららはともかく、日本史ってちゃんとした研究者かどうか、判断つきにくい場合もあるなあ。
在野でもしっかりした研究する人がいる一方で、大学の教員でも「???」な人がいたりする。
たとえば、ゴザさんの本でも言及してた『東日流外三郡誌』の先生とか。
最近は老舗レーベルから新書を出していても、油断できない。 江戸時代から近世だったから、ギリギリのギリギリかな >>22
ありがとう。
20年以上前に大学の講義で、織田信長の京都入り以降が近世とか習ったんだけど、
今は違うんだね。 応仁の乱ってのは日野富子がわが子を将軍にしたい一心で起こした大乱だよね。
まさに稀代の悪女だね。 「真実の××」「日本人の知らない○○」「正しい歴史観でみる△△」という類の本に、
ろくな本がないということはよく分った。 >>25
そういうヘイト本は論外だとは思う。
ただ、歴史推理的な本や番組ってやっぱり面白いし、一般の歴史ファンを増やす役割も担ってる。
そういうのを悪貨が良貨を駆逐するみたいに目のカタキにしたら、歴史学そのものが衰退しちゃうんじゃないの?
『応仁の乱』なんて話題で売れたけど、少なくとも自分には無味乾燥で盛り上がりのない本だったけどな。
たぶん、買っても最後まで読まずに放り投げた人がほとんどなのでは? >>12
>立花京子と明智憲三郎がトンデモ扱いされるのは納得であるが、
>プロの研究者もけっこう批判されてるな。まっとうな手法での批判だが。
まだ読んでないんですが、プロの方々は批判されたことよりも、その方々と並べて一緒くたにされることに怒りそうw
もちろん著者は分けて批判してるんだろうけど、一般人は区別つかないですからね。 小説家の永井路子の説が、当時の日本史研究者に認められてたって記述が意外だった。
一般向け新書とはいえ、ゴザ氏も「桐野作人の説によると〜」みたいに肯定的に書いてたし。
ぶっちゃけ素人からみると、小説家の「思いつき」も、研究者の「推論」「仮説」も、似たり寄ったりだと思うが。
実は声に出して言わないだけで、井沢元彦の意見に賛同してる日本史研究者もいるんじゃないの? ていうか、年齢的に呉座自身が井沢元彦の逆説読んでた世代じゃね? 歴史推理といっても
「本能寺の黒幕は誰だ」的な
「いろいろ考えるのもまあ分からんではない」ものから
「明智光秀は生きていた」的な
「いやいやw」なものまであるからな >>30
井沢が反感買ったのは、自分では史料が読めず、
思いつきや、明らかに胡散臭い野史とかの内容をミックスして自説を展開してるのもあるが、
せいぜい80年代くらいまでの一般向け概説シリーズを読んで、
「学界の史料至上主義ここに極まる」とか毒吐いたせいだよな。
個々の論文だと、けっこう怨霊とかも突っ込んで研究されていただろうに。 この人の本何冊か買ったけど・・・あとがきでもまえがきでもやたらと右だの左だの語ってて正直辟易してる。
トンデモ本批判してるけどあんたもそんなに変わらないんじゃねえのと思ってしまいます。
本業の話は好きなのでこれからも買いますが出来れば場外乱闘的なお話しは控えてくださいお願いします。 『応仁の乱』だと、本文でも西だの東だの語ってたけどな。 歴史好きは歴史にロマンを求めてるんだから、
「本能寺の黒幕はだれだ!」とかでワイワイ楽しみたいんだよ。
それをしたり顔で水を差すのはどうなのかねぇ。
読んでて不快になった。 まあ、中公新書の中世日本史で売れた呉座ポーズも亀ちゃんも、手堅い内容なんだろうけど、
文章や構成が特別上手いわけじゃないし、読んでてそれほど面白いというわけじゃないよな。 その「非面白さ」が、一般の人にはちょっと勉強した気になるんじゃなかろうか。 いわゆる歴史ミステリーが、素人衆(自分もそう)を惹きつける重要な柱であることは確か。 素人衆か何か知らんが、そんなら井沢の作り話や歴史ミステリー(笑)だけ読んでたら?
プロの学者に向かって素人にも分かるように難しい歴史を単純化しろとか史実をまげろとか上からいうのは甘え。 頭が悪いから低俗な作り話やミステリーしか理解できないんだよね?
それを自分にもわかるようやさしく書かない学者が悪いとか全部他人のせいにするのは甘えだろ。
で、そういわれると自分たち素人衆(笑)にも理解できない学問は滅ぶとか何とか旦那衆気取りで逆ギレするわけ。
どうせたいした金払ってないくせにね。本も図書館でタダで借りて読んでるんだろ?
大丈夫、高尚な学問はお前らの関係ない所で受け継がれていくから。 たぶん呉座氏にケチつけてるのは、本物の「素人衆」じゃなくて、
非歴史畑出身で、我流で歴史っぽい本出して[る連中。 倉山満か井沢元彦か、どちらか片方を選べと言われたらどうする? 逆説シリーズはエンタメとしては楽しめる部類なんで自分だったら井沢一択だが、
なんで倉山満やケント・ギルバートの本にここまで世間の需要があるのか、
その点については興味深い。 松江で、本能寺関係のタイムリーな展示をやってるみたい。
>見所は、光秀が本能寺の変後に信長に反発する仲間に送った直筆の書状。
>昨年9月に書状の発見を発表した研究者は、本能寺の変が室町幕府の再興を目指したクーデターだったことを示すとしている。
>室町幕府の15代将軍・足利義昭が、薩摩の島津家に幕府再興の協力を求めて贈った国宝の名刀も並ぶ。 >>41
べつに史実を曲げろとは言ってないよ。
ただ、本能寺の光秀を操っていた黒幕が家康っていうのはものすごく可能性が高いと思う。
家康が自分の幼名をつけた孫の家光、なんで「家光」っていうか考えたことある?
信康=信長+家康 秀忠=秀吉+広忠
とくれば、家光は家康+光秀の意味をもってるのは当時の誰もが気付いただろう。
しかも家光の乳母のお福(春日局)の父は、光秀重臣の斉藤利三。
南光坊天海の正体が光秀ってのはさすがに伝説だろうけど(おや、ここにも「光」字が・・)、
家康が光秀との理念の合作が、幕藩体制を完成させた「家光」ってとこに歴史を感じるんだな。 >>48
ちょっと鳥肌たった。
自分で考えたのならアンタ学者になれるんじゃ? 藤田達生『織田信長 近代の胎動』 山川出版社 2018年3月
さて、呉座陰謀本でも批判的に触れられていた藤田氏の新刊がタイムリーにも出版されるわけだが。 ↓これがアマゾンに出てたリブレットの紹介文なんだけど、やはり足利義昭黒幕説でいくのか。
天下統一を目前に死した織田信長。本能寺の変の真相を再検討することで、
信長による天下統一の思想や政策、それにより生じた派閥抗争、
足利義昭との対立などを解説し、信長政権という歴史の転換期の本質に迫る。 >>52
肝心の光秀の手紙史料(雑賀の土橋某への書簡)の読み方に、異論さしはさんでたやつ? >>48
>(おや、ここにも「光」字が・・)
「おや」じゃねーよ、わざとらしいw 『陰謀の日本中世史』、まだ途中だけど普通に中世史の研究者が何人か叩かれてて面白い。
呉座さんみたいに若い研究者だと、上の世代の研究方法とか視点に言いたいことあるんだろうな。 >>57
若いんだ、と思って調べてみて1980年生まれということにびっくり。
写真で見て、+10くらいかと思ってた。 わたしは昔出ていた『歴史街道』とか『歴史読本』みたいな定期刊行物で歴史に接したので、
それらで読んだ説が一番強く脳裏に刻まれてるなあ。
ネタならネタと、そう書いていてほしかった・・ 陰謀論批判は別に良いと思うわ
前に出してた本はマルクス主義歴史観批判で一冊書いてみましたな本だったし、そういう芸風なんだろうな まあ、実際には綿密に陰謀企てたのに、「結果的にそうなっただけ」と断定されてしまった人もいるだろうなあ。
呉座先生って鎌倉時代も本来の守備範囲内なんだっけ?
あそこらへんの陰謀論批判は、ちょっとあっさり斬り捨てすぎのような気がしたな。 永井路子の説で有名なのは
曽我兄弟の敵討ちは頼朝暗殺絡みだというのとか
あと、陰謀じゃないが、母系と乳母・乳兄弟は大変重要だという主張か >>62
永井路子(1925〜)ってまだ存命だったのね。
>夫は、歴史学者の黒板勝美の甥で、同じく歴史学者の黒板伸夫。
ってウィキにあったから、まあ、本人は小説家だけど、夫が学者さんでいろいろ例外的な人ではあるのかな。 >>60
芸風かどうかは知らないが、マルクス主義やらトンデモ歴史学者、作家やらを
とにかく徹底的にこき下ろすってことも売れてる理由の一つだろうな。
今はテレビでも、芸人やらタレントコメンテーターが時事問題を辛口でバッサリ斬るっていうのが
流行ってるから、それに通じるものがあるんじゃない。 >>63
呉座本でもたびたび言及されていた中世史の大御所が、去年亡くなってたことを知った。
佐藤 進一(さとう しんいち、1916年11月25日- 2017年11月9日) 本郷とは先輩後輩で、お互い本当のところはどう思い合ってるのか知らんが、
一見するとじゃれあっているようだけど
同僚だっけ?の磯田のことはどう思ってるんだろうか。 国際日本文化研究センターってのは、研究と普及活動がメインだろうから、
学生向け講義や学生指導に時間がとられなくて、理想的な職場だな。
ただ、いろいろやっかみを受けそうな・・ >>66
磯田が司会やってるNHKの番組で応仁の乱をやったときは一緒に出てたな
「自慢の後輩ですよ」とか磯田が言ってたと思う 本郷・磯田・呉座は写真付きの一般書でよく見かけるが、
まあ、個人的には読みやすい文章で話題の幅が広いのは磯田かな。
業界の評価は知らんw なんとなく最近の磯田は、呉座が叩いてるような人たちの方に向かっていってる
ような気がするが… >>69
>「自慢の後輩ですよ」とか磯田が言ってたと思う
すかさず呉座氏が「不肖の先輩ですよ」と冗談で切り返してやれば面白かったのにw
それにしてもアカデミックな業界の日本史研究者は、本当に業界外の「日本史研究者」を嫌うんだなあ。
よほど嫌な目にでもあったんかしら。 まあ、地方学会とか行くと質疑応答の時間に、
「わしの考えた真実の歴史」みたいなのを長々と語る自称・郷土史家にお目にかかるからねえ。
あと、「司馬先生の説と違う!」と文句つけてくる信者。
大学の日本史研究者なら多かれ少なかれ、こういう手合いに嫌な目に遭わされてる。 >>73
たしかに空気を読まん年寄もいるけど、歴史人気を支えてるのはそういう草の根好事家でもあるんだけどな。
アカデミズムの世界の人間だけに任せておくと、武田信玄や坂本竜馬を教科書から排除したり、
面白さのかけらもない、無味乾燥な歴史叙述になることは、すでに証明済み。
(別に龍馬暗殺の犯人を教科書で扱えと言ってるわけではない) >>73
某大学の日本史教員です。
市民講座で年配の方から、あんたの大学で歴史を教えさせてほしいと言われたことがあります。
言外に、おまえみたいなつまらん話よりは面白いぞ言わんばかりに。
で、給料はいらないらしいですw 今はやりの知性、教養を煽ったような本や新書で中途半端に史料や学説にふれて
素人以上学者未満とかの自意識をこじらせちゃったような人も最近増えてきた。 いちいち本の中で喧嘩腰になって人の批判してる奴は無能が多い http://www.rek.jp/0122
頭の悪い歴オタがプロの学者にからんでボコボコに殴り返された件w >アカデミズムの世界の人間だけに任せておくと、武田信玄や坂本竜馬を教科書から排除したり、
>面白さのかけらもない、無味乾燥な歴史叙述になることは、すでに証明済み。
これって『へうげもの』に出てくる、京の一流料理人の繊細な味付けが理解できずに
味が薄いだの何だのと文句を言って塩辛い味噌を恋しがる三河の田舎侍みたいなもんだよね。
本人が何を好物にしようと勝手だが、一流の学問に向かって文句を言うのは傍から見て哀れ、滑稽としか言いようがない。 >>72
>業界の日本史研究者は、本当に業界外の「日本史研究者」を嫌う・・・・・・・・・・・・・
業界外というのは、在野とはどういう違いがあるのですか?
業界外というのは、以下の何系統かありますが、
どの系統を嫌うのですか?
A:梅原猛・桑原武夫とかの日本史専攻以外の学究
B:井沢元彦・関裕二とかの在野の日本史研究者
C:司馬遼太郎・杉本苑子・松本清張とかの小説家
D:市井の無名の好事家・郷土史家 日本史研究者が嫌ってるのはA〜Dというよりそいつらを訳もわからず崇拝して専門家に「無味乾燥」とか難癖付けてくる一般の歴オタだと思うよ? まあ呉座氏も、専門外の蒙古襲来に関してはモンゴル史の専門家から手厳しい指摘を受けてるらしいし、あまり手を広げすぎない方がいいと思うけどね。 >>81
昨今はtwitterやらブログで誰でも発信できるから、在野の研究者モドキが増えた。
>>80のA~Dを崇拝してるようなだったり、院生崩れだったりな。
日本史に限らず、洋の東西を問わず、本当に増えた。
大河ドラマの放送時間なんかすごいからな。 呉座氏の同志の亀田俊和先生の「南朝の真実」を読んだら皇国史観を批判しながら民主党政権までdisっててワロタ
「特攻隊の方の純粋な愛国心には感動する」とか書いてるし学者には珍しい人だな そう考えるとネットレベルの知識で学者をけちょんけちょんに言ってるだけなのに
信者多数抱えられる倉山満は凄いな >>79
信長が田舎舌で光秀が繊細な文化人て話思い出した
光秀は出自不明で
織田氏は数代前に甘露寺家と血縁があって
信秀の元にも公家が何度も逗留してたのに 「さすが季長!おれたちにできない事を平然とやってのける。そこにシビれる!あこがれるゥ!」(戦争の日本中世史) ただ、純軍事学的な話題はアカデミシャンの盲点になってないかね
それこそ騎馬軍団はあったのか、の頃から、在野の人がぶちかましてアカデミシャンが対応してる流れが多い印象だ >>79
何が高尚なのか絶対的な基準がないから仕方がない
物理学や数学の権威に文句言う素人はいないが
料理人や歴史学の権威に文句言う素人は大勢いる >>89
騎馬民族説を提唱した江上波夫は「在野」とはだいぶちがうような。
フォロワーたちは在野の人が多かったような気がするけど。 >>90
>何が高尚なのか絶対的な基準がないから仕方がない
田舎者から見ると、そうみえるんだろうね
物理学や数学は何のことだか理解できないが、歴史や料理は一見自分にも何か言えそうな気がするわけで
あくまで「気がする」だけだけど 医学とかもそうなんだろうね
料理や歴史に文句言う素人って、ネットで集めた医療情報をもとに医者に食ってかかる馬鹿な患者みたいなもんだ 料理人はどうか知らんが歴史学者に対しては左翼思想がー 自虐史観がー
とか言って批判するとどこかしら信者が集まってカネになるのも事実 大学の日本史研究者は学界の大御所の説を死守するのに必死で、
在野の研究者や彼らの新説に排他的。
↑みたいなツイートが流れてきた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています