さらに第2旅団本隊から約1,000の兵が菊池川を渡河する。二手に別れ熊本隊(佐々隊)・岩切隊各隊を攻撃した。
両軍は初め拮抗した戦いを繰り広げたが、越山休蔵隊を駆逐した知識兼治中隊が、熊本隊側面を攻撃しはじめた頃から薩軍は戦線を維持できなくなり、植木・伊倉方面へ撤退した。
本文に書かれている池辺吉十郎の熊本隊主力1,000が吉次越をこえて白木村に達したときの戦況は、以上のようなものである。