★有馬藤太

▽有馬純雄
第4章「情念」の中村楼騒動で中心人物として登場した。Part11〔385-387〕で述べた。
有馬純雄は、明治政府に出仕して弾正台や司法省官吏を務めた。明治六年の政変で西郷隆盛が下野したときに辞職し、銀座煉瓦街で代言人の看板を立てる。
明治10年の西南戦争に際しては、大阪で有志を募り挙兵して、その功で西郷軍に加わろうとしたが、警察に仲間が摘発されて失敗し、有馬も1年ほど拘束された。