0273日本@名無史さん
2018/05/22(火) 05:37:54.37>史記9件、漢書12件、三国志3件、後漢書13件 の、全37件
>うち、咫尺 で使われているのが23件
> 尺有咫 で使われているのが 7件
> 八寸曰咫 で使われているのが 6件
>「咫尺」は三国志の「未能進咫尺之地」(未だ咫尺の地を進むに能わず)のように、「一咫あるいは一尺程度のわずかな(距離)」程度の意味で、慣用句的に使われている
「咫尺」法が社会に広く使われていた証左ですね。
衣服の仕立て、銅鏡など円型のモノの入れ物の側壁、などなどを作るのに、
「咫尺」が使われていたわけです。
>「尺有咫」は、矢の長さなどを表すのに用いられ、史記では「矢長尺有咫」(矢の長さ、尺あまり咫(=18寸))
>「八寸曰咫」は、「咫」の長さの説明、つまり 咫=八寸
尺=10寸
咫=8寸
というのが、長い時代の広い地域で固定していたわけです。
咫尺が実用されていたからこそ、単位が固定されていた証左ですね。