>>448
>否定する確かな根拠があるんだよ 東夷伝に出てくる距離が国内の移動距離を含まないことになり、矛盾を産む<

倭人伝でも、原則として、韓國や對海國や一大國などのように、
国の大きさを記載して国内移動を書いた場合には、その国の大きさの分の距離算定がなされ、
末盧國のように、国の大きさを記載しないで国内移動を書いた場合には、
その国の国内移動の距離を算定していない、という規則性がある。

また、「方三百里」以下の大きさの国は、
国内移動があっても、その移動距離を加算しない、という可能性もある。

また、東夷伝では、遼東と高句麗の関係や、高句麗と扶余の関係において、
例えば、遼東高句麗間の千里が両方の首都間距離で、高句麗の大きさが二千里であるんなら、
高句麗領土が遼東の中心部付近にまで達してしまう、という矛盾が発生し、
その矛盾を避けるには、遼東の居住外縁部と高句麗の居住外縁部の間の距離が千里だ、とする解釈が必要になり、
その場合には、その千里は、別の小部族國や無人地帯の存在を想定しなければならない、という事にもなり、
例えば「陸行五百里」部分は、別の小部族國や無人地帯であった、という事も想定しなければならなくなる。