間違った理論や説の展開を否定して、正しいと目される説の信憑性を高めることは、
十分に前向きで肯定的かつ発展的営みだと思うが?

例えば、平原1号墓に大柱が付随することは多くの人が指摘しているけれど、
その先の異形建物と合わせて、「1号墓墳丘ー大柱ー異形建物」の配置が、
吉野ヶ里遺跡の「北墳丘墓ー立柱ー祠堂」の配置と比較しうることを指摘したのは
多分このスレで私が指摘したのが初めてだと思う

平原遺跡と吉野ヶ里遺跡の関係は、ほとんど論じられることはないけれど、
北部九州の広い範囲で、共通の墳墓祭祀が営まれていた可能性を示すもので
非常に前向きで発展的な指摘だと思うが?

伊都国説側としては、日向峠からの日の出の観察の否定と捉えているようだけれど、
そもそも違う視点で見る発想がないから、否定されたという被害妄想的な
考えに凝り固まっているんだよ

そして、吉野ヶ里との類似を想定するなら、日の出・太陽との関係は考えにくい
吉野ヶ里の「北墳丘墓ー立柱ー祠堂」の直線は、南墳丘墓と呼ばれた祭壇を指しており
南北方向に近いため、いかなる太陽の運行とも関わりを考えづらい

平原遺跡の「1号墓墳丘ー大柱ー異形建物」延長上にどんな遺跡があるのかを
検討するのは、かなり面白い試みだと思うぞ