>>337
淡路島より前に「矛で」「おのころ島」を作ったとある。
そもそも銅矛文化圏(九州北部)の伝承と考えられる。
おのころ島は接頭語や助詞の違いを考慮すると、博多湾の能古島のことと考えられる。
かなり飛躍があるかもしれないが、イザナギらによる博多湾沿岸の倭国建国譚と解釈できる。
国生み神話では、九州北部の周辺の島ばかり小さい島が多く登場し、名称に「天の」とついている。
イザナギらの天津国は、この九州北部の島々(あまつくに=海の国)と考えられる。
記紀への収載に際して、西日本の各地を追加されたのだろう。