「式内社 阿波國名方郡 天佐自能和氣神社(あまさしのわけじんじゃ)」

御祭神  神皇産霊尊・高皇産霊尊・日子刺肩別尊・意冨夜麻登玖邇阿禮比賣命

徳島県徳島市。吉野川の南岸、四国三郎橋の近くの堤防側にある。

現在の祭神は、四柱だが、もとは、日子刺肩別尊一柱。ついで、その母にあたる意冨夜麻登玖邇阿禮比賣命も合せ祀り、さらに、二柱を後世に加えたと考えられている。

意冨夜麻登玖邇阿禮比賣命は、孝霊天皇の第三夫人であり、日子刺肩別尊は、その第二子。

高志之利波臣・豊前之国前臣・五百原君・角鹿海直の祖とされている。

ちなみに、第一子は、大物主命の妻となった夜麻登々母々曾毘売命。第三子は、四道将軍の一人・大吉備津彦命。

すごい兄弟なのである。

神紋は、『式内社調査報告』には、菊紋とあり、境内の石碑にも菊紋が付いていたが、拝殿には鷹羽紋があった。   @阿波